コラム
トイレ
トイレのつまりが起きる原因と、自分で直す方法をご紹介します
トイレは毎日使う場所なので、快適に使用したいですよね。しかしある日突然、トイレの排水口がつまって便器の中の水がスムーズに排水されなくなることがあります。
そのまま放置してしまうと悪臭が漂ったり害虫が侵入してきたりといったトラブルが起きるかもしれません。そうなる前に、自分でできる対処法でつまりを直しましょう。この記事ではトイレがつまってしまう原因と、自分でつまりを直す方法について詳しくご紹介します。
トイレつまりが起きはじめたサイン
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トイレつまりが起きはじめたサインには、以下のようなものがあります。
● ゴボゴボと音がする
● 水が流れにくい
● 便器内の水位が高い
● 便器内の水位が低い
このように、さまざまな現象が起き始めます。それぞれ詳しく紹介しましょう。
ゴボゴボと音がする
トイレを使った後に水を流す際に「ゴボゴボ…」と排水口から音が聞こえることがあります。
排水管や排水口につまりが起き始めることで、空気と水がスムーズに流れていけずに出る音です。紙パックのジュースをストローで飲む際に出る音をイメージするとわかりやすいでしょう。
水が流れにくい
いつも使う状態とは明らかに水の流れが悪いと感じるときは、トイレつまりが起き始めているかもしれません。排水管や排水口につまりができて水が流れにくくなっているケースがほとんどですが、トイレタンク側に不具合が起きて水が流れにくくなっていることもあるようです。
節水対策として、トイレタンクにペットボトルなどの異物を入れていませんか?異物が原因でタンク側に不具合が起きると、水の流れが悪くなるので原因を見極めることが大切です。
便器内の水位が高い
便器の中にいつもたまっている水の水位が高くなっているときは、トイレつまりを起こしているかもしれません。排水口につまりができて水の流れが悪くなり、排水できなかった水が水位を上げるのです。
上がった水位は時間がたてば徐々に下がったり、なかなか下がらなかったりします。10分程度様子を見て自然に水位が下がるようであれば、一時的なトイレつまりが発生した後に自然につまりが取れている可能性が高いでしょう。
便器内の水位が低い
便器の中の水がいつもより低い場合も、トイレのつまりが起きているかもしれません。排水口に紙や便などの水を吸う固形物が詰まると、便器の中にたまるはずの水を吸い取ってしまい水位が下がるのです。
便器内の水位が低い状態を放置していると、下水からの悪臭や害虫が侵入する恐れがあり、トイレや家の環境が悪化してしまうので、迅速な対応が必要です。
トイレつまりが起きる原因
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トイレつまりが起きるのには、以下のような原因が考えられます。
● 一度に大量の紙を流した
● 水に溶けない物を落としてしまった
● 長年の汚れが堆積してつまる
● 排水のときに水が少ない
一度に大量の紙を流した
紙を流す際にいつもよりも多めに使ったり、普段はシングルロールを使っていてダブルロールに交換したのに普段通りの長さで紙を出して使ったりした場合などは、排水の水量が不足して溶けきれずにつまることがあります。
水に溶けない物を落としてしまった
アクセサリーやカギ、紙くずなどをポケットに入れたままトイレを使い、立ち上がる際にうっかりトイレに落とすケースもあるでしょう。トイレの排水口は大きく口が開いているので、手の届かないところに落ちてしまうかもしれません。
そこで回収を諦めてしまうと、落としたものに紙や便などが絡まって大きな固まりになってトイレつまりの原因になることがあります。水に溶けない異物は回収しなければいつまでも排水管の中に残るので、必ず回収しなければいけません。
長年の汚れが堆積してつまる
トイレは毎日何度も汚水が流れる設備です。掃除をこまめにしていたとしても、長年の汚れが排水口の奥で少しずつ体積して排水管を狭くしていきます。そうしてできた汚れは頑固なので、素人では除去が難しいです。
排水のときに水が少ない
節水の意識で、トイレを使った後はいつも「小」で排水する人もいるのではないでしょうか。しかし「小」は男性が紙を使わずにトイレを使う際に使用するためのものです。紙を使った際は「大」を使い、適切な水量で汚物を排水しましょう。
トイレつまりを放置するとどうなる?
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トイレのつまりに気づいても、忙しかったり面倒くさかったりして「まあいいか」と放置してしまうかもしれません。しかしそのまま何もせずに放置してしまうと、さまざまなトラブルにつながる危険があります。
自然に直ることもある
通常、トイレを使う際に流す紙や便などが流れきれずに一時的に排水口がつまっても、時間の経過とともに水が浸透して溶けて流れていくケースもあります。その場合はとくに対策は必要ありません。しかし数十分経っても便器内の水位が戻らない場合はなんらかの対処を考えましょう。
悪臭がただよってくる
つまりを放置していると、便器内の水位が下がってしまうことがあります。便器内にたまっている水は封水と呼ばれ、下水から上がってくる悪臭や害虫の侵入を防ぐために常に一定の水量で排水口のフタをする役割があります。
水位が下がってしまうと封水が機能しなくなり、やがて悪臭が漂うトラブルに発展します。
汚水が逆流してあふれる
トイレがつまりかけている状態でも使い続けていると、やがてつまりが完全に排水口を塞いでしまい水が通れなくなるでしょう。行き場を失った汚水が逆流して室内にあふれ、トイレや周辺の床が汚水で水浸しになるかもしれません。清掃や復旧に多くの手間や費用がかかってしまいます。
トイレつまりの直し方
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トイレのつまりは自分たちで解消する方法があります。ここではその方法をいくつかご紹介します。
お湯を流す
水に溶けるものがトイレをつまらせている場合は、お湯を使うと簡単につまりが解消するかもしれません。方法はまず、トイレの便器内にたまっている水を汲みだして排水口をむき出しにします。その後、40度から50度程度のお湯を少し高い位置から排水口に向けて勢いよく流し込みましょう。
溶けきれずに残っていた原因物質がほどけて、つまりが一気に解消することも多いです。熱湯を使うと便器や排水管を傷める可能性があるので、必ずぬるま湯を使ってください。
ラバーカップを使う
トイレつまりの解消グッズといえば、ラバーカップ(スッポン)を思い浮かべる人も多いでしょう。トイレだけでなくキッチンやお風呂などさまざまな水まわりの設備でつまり解消に役立つので、持っていない場合は備えておくとよいでしょう。
ホームセンターや100円ショップなどで安価に購入できます。使用方法はまず、カップ部分を排水口に密着させた後にゆっくりと押し込みます。
その後勢いよく引っ張ると排水口の中に圧力がかかり、つまりを解消できます。つまりが取れて勢いよく流れるようになるまで、何度か試してみましょう。
トイレつまりが起きたら自分でできる解消法を試そう
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トイレは毎日何度も使う場所ですが、つまりが起きてしまうと快適に使えなくなりストレスがたまってしまいますよね。トイレのつまりは放置すると重大なトラブルに発展する可能性があるので、トイレがつまり始めたらなるべく早く対処しつまりを除去しましょう。