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ウォシュレットの出が悪い…自分で直せる簡単な対処法と確認ポイント【水道職人:プロ】
ウォシュレットの耐用年数は5年から7年程度と言われていますが、思わぬ故障や不具合は突然やってくるものです。
水がでなくなったり、水圧が弱くて洗浄機能が落ちてしまったりなど、いざトラブルに見舞われると困ってしまいますよね。
実は、ウォシュレットの水の出が悪くなる原因の多くは、簡単な確認やお手入れで解決できるものが多いんです。
この記事では、費用をかけずに自分で手軽に試せる対処法や注意すべきポイントをわかりやすくお伝えします。
初めてトラブルに遭遇した方でも安心して対応できるよう、順を追って解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ウォシュレットの水が出にくい?確認すべきポイント
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一般的に、ウォシュレットの水が出にくい原因として考えられるものを、いくつかご紹介したいと思います。
まずよく見られるのが、給水フィルターの詰まりが原因となるケースです。
普段あまり意識することのない部分ですが、フィルターにゴミや不純物が溜まることで、水の流れが妨げられ、水圧が低下してしまいます。
また、噴射ノズル部分の汚れも水圧低下の要因となりがちです。
ノズルに水あかや汚れがこびりつくと、当然ですが水の噴射が弱まってしまいます。
衛生的にも良くないので、注意したいポイントですね。
他にも見逃しがちなのが、水圧設定や操作パネルの不具合でしょう。
気付かないうちに設定が「弱」になっていたり、操作パネルがなんらかの誤作動を起こしているために、水圧が弱くなってしまっているケースがあります。
道具なしで解決!水圧の改善方法
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原因を確認できたところで、続いてそれぞれの対処法についてもご紹介しましょう。
特別な道具などは特に必要ありませんので、自宅でも簡単に実施できます。
順に確認しながら、ウォシュレットの不具合を改善してみてください。
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フィルター掃除で水の流れを改善
ウォシュレットの給水口には、水を浄化するための給水フィルターが備わっています。
このフィルターが正常に機能しないと、水圧が弱くなってしまう原因となります。
給水フィルターが詰まっている場合は、以下の手順で掃除を行ってみてください。
1. 止水栓を閉める
作業中の水漏れを防ぐため、ウォシュレットの止水栓を閉めておきましょう。
止水栓はトイレの奥の床回りに設置されていることが多いです。
マイナスドライバーなどが必要な場合があるので、あらかじめ準備しておくと良いですね。
2.フィルターを取り外す
ウォシュレット本体の給水ホース付近にあるフィルターを取り外します。
詳しい位置や取り外し方は、製品ごとに変わってきますので、取り扱い説明書などを確認してみてください。
3.流水で洗浄する
フィルターに付着したゴミや汚れを、ぬるま湯で優しく洗い流します。
つまりがひどい場合は、柔らかいブラシを使うと効果的です。
4.フィルターを元に戻す
洗浄後、フィルターをしっかりと元の位置に取り付けます。
取り付けが甘いと水漏れの原因になるため、確実に固定してください。
動作確認を行う
5.止水栓を再び開け、ウォシュレットの動作を確認しましょう。
水圧が正常に戻ったかを確認しましょう。
給水フィルターの清掃は、普段から意識しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
2~3か月に1回程度で十分ですので、この記事を参考にしながら実施してみてください。 -
ノズル掃除で噴射を正常化
水の噴射ノズルがつまってしまっていることが、水の出が悪い原因かもしれません。
ウォシュレットのノズルは、基本的に手動で簡単に引き出すことができますので、手で軽く引っ張ってみましょう。
洗浄モードなどが付いている機種の場合は、そのモードにした状態で実施するといいですね。
ノズルの汚れは柔らかい布やスポンジで拭き取りましょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使い、優しく掃除してください。
洗剤などが残らないように、最後は水拭きで仕上げるのを忘れずに。 -
本体リセットで解決することも
操作パネルや内部設定に問題がある場合は、一度本体をリセットしてみる方法も有効です。
一度ウォシュレットの電源をオフにし、電源プラグを抜いて1分程度待機した後、再度電源を入れ直します。
これにより、設定のエラーがリセットされ、トラブルが解消する場合があります。
知っていますか?災害時の備え「ハマッコトイレ」
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横浜市では、災害対策の一環として「ハマッコトイレ」という設備を提供しているのをご存じでしょうか。
このハマッコトイレは、災害時にも活用できる下水直結式の仮設トイレのことで、下水道に直結しているため、排水の処理が迅速で衛生的なんです。
プールなどの水を活用することで、断水時でも使用できる仕組みが特徴です。
また、耐震設計が施されており、地震などの災害時にも安全に利用できる設計となっています。
もちろんバリアフリー対応も施されているため、高齢者や障がいをお持ちの方にも配慮された設計です。
災害時にはトイレの利用が制限されることで、感染症のリスクや不衛生な環境によるストレスが問題になることが多いですが、こうした「ハマッコトイレ」のような取り組みが、そのリスクを大幅に軽減してくれることでしょう。
日常生活でもトイレのトラブルによりストレスにつながることがありますが、非常時の備えも含めて考えると、普段から快適なトイレ環境を維持する意識が大切だと感じます。
日頃のケアを意識するとともに、こうした地域の取り組みにも注目してみてはいかがでしょうか。
直らないときは?次のステップへ
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ウォシュレットの水圧トラブルが改善しない場合、自力で解決するのは難しいケースもあります。
とは言えそのまま放置すると、さらなるトラブルや大きな修理が必要になることもあるため、一度専門業者に相談してみることも検討すべきでしょう。 -
業者に相談すべき状況とは
以下のような場合は、無理をせず専門業者に依頼するのが賢明です。
● フィルターやノズルを掃除しても改善しない。
● 本体のリセットを行っても水が出ない。
● 水漏れや異音などが発生している。
● 給水ホースや内部部品に明らかな損傷がある。
ある程度自分でできる対処法を試してみた上で、どうしても改善しない場合には、ウォシュレットの修理や交換対応が必要かもしれません。 -
無理をするとトラブルが悪化する可能性も
無理に自分で修理を試みると、部品を破損させたり、さらに複雑な問題を引き起こすことがあります。
また、保証期間内の製品を自己修理すると、保証が無効になることもあるため注意が必要です。
こうしたリスクを避けるためにも、トラブルが解決しない場合は、早めにメーカーや専門業者に相談することをおすすめします。
ウォシュレットの交換は「かながわ水道職人」で!
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「かながわ水道職人」では、地元の水回り事情を熟知したプロが対応するため、お客様のニーズに合わせた最適な解決策をご提案できます。
製品の修理対応や補償内容の確認などについては、メーカー側の管轄となりますが、もし交換対応をご希望の場合には、私たちにご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客さまに最適なウォシュレットやトイレの選定をお手伝いいたします。
もちろん、トイレのつまりや水漏れなど、さまざまな水回りの課題にも対応可能です。
事前にしっかりとお見積もりを提示し、お客様にご納得いただいた上で作業を開始しますのでご安心ください。
水回りのトラブルでお困りの際は、「かながわ水道職人」にぜひご相談ください。
快適な暮らしをサポートするため、全力で対応いたします。