コラム
トイレ
トイレットペーパーが流れない…トイレつまりの原因と解消法
毎日当たり前のように使うトイレは、1人になれてリラックスできる空間でもあるので快適に過ごしたい場所です。
しかしある日突然、トイレットペーパーが流れなくなるなどのトラブルが起きる事もあるでしょう。せっかくのリラックスできる空間でストレスがたまってしまうので、早急に対応したいですね。
そこで今回は、トイレットペーパーが流れないなどのトイレつまりが発生する原因と解消法についてご紹介します。
トイレットペーパーが流れない原因
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トイレットペーパーが流れなくなる原因について、例を挙げてご紹介します。
一度に大量に流した
人それぞれ一度にトイレットペーパーを使う量は全く異なりますが、大量のトイレットペーパーを一度に流してしまうとトイレの水に溶けきれずにつまることがあるでしょう。
普段は使いすぎないようにしていても「今日はお腹の調子が悪くて、流すのを忘れて何度もトイレットペーパーを使ってしまった」という場合は、つまってしまうことも考えられます。
シングルのトイレットペーパーで使い慣れていてダブルのトイレットペーパーに換えたタイミングで、つまることがあるかもしれませんね。
水量が少ない
水道代を少しでも安くしたいので「節水モード」で使用している、水がもったいないので「大」を使用した後でも「小」で流しているという方も多いのではないでしょうか。
また、朝の忙しい時間帯では家族が使用した後にすぐ流すこともあるでしょう。
十分な水量で流さないと、トイレットペーパーや便が適切に流れていかずにつまることがあります。
排水がつまっている
特に思い当たる使い方をしていなくても、毎日何回も使用しているトイレは汚れがこびりつき、流れが悪くなっている可能性があります。
そのほかにも水に溶けないティッシュペーパーや吸水性の高いオムツを、うっかり流してしまうこともあるかもしれません。そのときはスムーズに流れたとしても、排水管の奥でつまって排水管の通りを悪くしてしまいます。
トイレットペーパーつまりの解消法
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自分でできるトイレットペーパーつまりの解消方法について紹介します。
バケツなどを使って勢いよく流す
トイレットペーパーは水に溶けるので、水を勢いよく流せば溶けて流れる可能性が高いでしょう。バケツを用意して、水を張ります。
バケツがなければ、空のペットボトルでも構いません。トイレのタンクにある止水栓を閉めて、水のハネ対策で床に新聞紙やタオルなどを敷きましょう。
トイレがつまって水位が高くなっている場合は、通常程度の水位まで水を減らします。灯油ポンプを使うと楽に取り除けるでしょう。
準備が整ったら、少し高い位置から便器の排水口をめがけて勢いよく水を注ぎます。水を注いだ後に水位を確認し、通常より高いままであればまた水を減らして高い位置から注ぐのを繰り返しましょう。
何度か繰り返し、便器内の水位が通常と変わらなくなったらつまりが解消しています。止水栓を開いて、タンクの水を流して確認しましょう。
お湯を流す
上記の方法を試しても改善しない場合は、お湯を流してみるのも有効です。トイレットペーパーがふやけ、つまりが解消する可能性があります。
勢いよく水を流す方法のときと同様、止水栓を閉めて床に新聞紙などを敷きましょう。便器に水がたまっている場合は灯油ポンプなどで取り除いた後、お湯を流し込みます。
注意点は、高温のお湯を使わないことです。陶器の便器に熱湯を注ぐと割れてしまうことがあるので、40度から50度くらいのお湯を流しましょう。
流し込んだ後すぐに排水せずに、しばらく放っておくと、トイレットペーパーがふやけてつまりが解消します。止水栓を開いて通常の使い方をしてみるとよいですね。
ラバーカップを使う
トイレのつまり解消におなじみの、ラバーカップ(すっぽん)を使うのも有効です。ホームセンターなどで売っているので、持っていない方は購入しておくとよいでしょう。
使用前に止水栓を閉めて、便器内の水を汲み出しておきます。ラバーカップを便器の排水口に隙間なく被せた後に、カップが隠れる程度まで水を注ぎましょう。
その後ラバーカップを排水口にゆっくり押し付け、勢いよく引っ張ります。つまっているトイレットペーパーが引っ張られてつまりが解消されるまで、何回か押し引きを繰り返してみましょう。
トイレットペーパーつまりの再発予防法
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トイレットペーパーがつまらないように、普段の生活で再発を予防しましょう。どんな方法があるかをご紹介します。
トイレットペーパーを一度に大量に流さない
トイレットペーパーを大量に流すとペーパーがかたまりになってつまりの原因になるので、適切な量を流すようにしましょう。
トイレ設備メーカーのTOTO株式会社では、公式ホームページで一度に流せるトイレットペーパーの分量の目安を掲載しており、大洗浄はシングルトイレットペーパーで10mまで・ダブルトイレットペーパーは5mまでと紹介されています。
目安に対して「多く使っているな」と感じたら、使う量を見直すとよいでしょう。
こまめに掃除やメンテナンスを行う
水回りの設備は毎日のように使いますが、汚れやにおいが発生する場所なので「掃除したくない」と敬遠してしまう人もいるでしょう。
しかしこまめに掃除やメンテナンスを行えば、清潔に快適に使える期間が長くなります。数日に一度は掃除する・毎週○曜日は掃除するなど習慣づけると、綺麗な状態を長期間キープすることが可能です。
つまりの前兆に気づいたら早めに対処する
トイレを流した後に「ゴボゴボ」と音がしたり、一時的に便器内の水位が上がったあとに元に戻るなどの現象が起きたときは、トイレが詰まりかけているサインです。
「使えているからいいか」と現象を放置せず、早めにつまりの対処をすれば大きなトラブルになラズにすみます。
どうしてもトイレットペーパーが流れないときは
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自分でできるつまり解消法を何度試してもトイレットペーパーが流れないときは、水に溶けない異物が排水管の中につまっていたり、排水口の奥でつまりが発生して素人では手を出せない場所にあるなどの以上が考えられます。
そのような場合は、プロの水道業者に頼むとよいでしょう。プロならではの高圧洗浄や強力な薬剤を使ってつまりを解消してくれるので、安心して任せられます。
24時間365日、無料で相談や見積もりをしてくれる業者も多いので、気軽に依頼できるのもポイントです。
プロの水道業者に依頼する際は、なるべく複数の業者に見積もり依頼をしましょう。作業費用の相場がわかりますし、相場から大きく外れた見積もりを提示してくる業者は悪徳業者ではないか、と判断できる材料になります。
相談したときの印象も踏まえて、信頼できる業者に依頼しましょう。
まとめ
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トイレットペーパーが流れずつまってしまうと不安になります。トイレに行くのは生理現象なので止めることもできませんから、できるだけ早くつまりを解消して快適に使用したいですよね。
トイレがつまったときは自分でできる解消法もいくつかありますが、普段からトイレがつまらないようにできる習慣もつけるとよいでしょう。
どうしても解消できないつまりができたときは、プロの水道業者に頼むのも気軽にできるので、ためらわずに電話してみるといいかもしれません。
トイレがつまってしまった場合は、まずは自分でできる解消方法から試してみましょう。