コラム
トイレ
トイレットペーパーがない!代用品はこれ!
自宅や外出先で「用を足したあとにトイレットペーパーが切れていることに気づいた」という経験をもつ方は少なくありません。
また、いつも自宅に用意しているトイレットペーパーを偶然切らしてしまうことも、よくある光景です。このようなときに、トイレットペーパーの代わりに使えるものを紹介します。
もしものときに備えて、外出するときにカバンに入れておくと安心できます。あわせて、トイレットペーパーを備蓄するときの目安についても解説しています。
トイレットペーパーがないとき、代用できるもの
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トイレで用を足してからトイレットペーパーがないことに気づいて、慌てた経験はありませんか?
そんなときでも、代わりに使えるものを紹介します。用を足したあとにペーパーがないことに気づいた場合と、自宅でペーパーを切らしてしまったときの2つに分けてあります。はじめに、用を足したあとに気づいたとき使えるものから見ていきます。
■ポケットティッシュ
最も手軽に、かつ安心して使えます。
やわらかい素材で作られているものも多く、デリケートな部分を痛める心配がありません。外出先でもカバンに入っていれば安心して使えます。また、トイレットペーパー代わり以外にも用途が広く、万が一の事態に備えて必ず持っておきたいものでもあります。
■温水洗浄便座
温水洗浄便座でさっときれいにしておく、という方法もあります。外出先のトイレで温水洗浄便座を使うのに抵抗がある方を除けば、手を汚す心配もないので安心です。
この方法は自宅でペーパーを切らしてしまったときにも有効です。
■ウェットティッシュ
ウェットティッシュは水分を含んでいるため、よりいっそう肌にやさしい印象です。
ただし、アルコールが含まれているものは使用を避けましょう。粘膜などのデリケートな部分にアルコールがしみて、傷める可能性があります。
■トイレットペーパーの芯
トイレットペーパーの芯を開いて、よくもんでやわらかくすれば代用できます。
■化粧用コットン
化粧用のコットンもトイレットペーパーの代わりに使えます。やわらかな肌触りで、何枚かに重ねて使えば衛生面にも配慮できます。もし使うときは毛羽立ちの少ないものを使いましょう。
■マスク(新品)
新品のマスクを使うときは、必ず新品のものを使ってください。使用済みのものを使うと、粘膜部分からマスクに付着している雑菌が入り込み、健康を損なう恐れがあります。
次に、自宅でペーパーを切らしたときに代用できるものを紹介します。
■キッチンペーパー
キッチンペーパーを使うときは、事前にくしゃくしゃと揉み込んでやわらかくしておくと肌触りもやわらかく、使いやすくなります。トイレットペーパーを切らしてしまったときに備えて、トイレ用に1つ用意しておくのもよいでしょう。
■古着
古着を代用するときは、なるべくやわらかい素材のものを使いましょう。
厚手のもの、硬めの素材ではうまく拭けず、肌を傷つける恐れがあります。古着のほかに、使わなくなったハンカチも使えます。
■ビニール袋やラップ
ビニール袋やラップは排便時にのみ使ってください。ある程度きれいにしたら、シャワーで洗い流しておきましょう。
■半紙
半紙のツルツルした部分を表にして代用します。複数枚重ねて、くしゃくしゃと揉み込んでやわらかくしてから使うと、より肌にあたる感触がソフトになります。
■ペットシーツ
犬や猫など、ペットを飼っているご家庭でならペットシーツを小さく切って使う方法もおすすめできます。ただし、ペットのぶんがなくなってしまうと大変ですので、ストックに余裕がなければ別の代用品を使ったほうが無難です。
■シャワー
シャワーできれいに洗い流す方法は、自宅ならではの方法です。床を汚してしまうリスクは、下着をゆるく履いておくことで回避できます。
■フェイスマスク
女性であれば日常的に使うことも多いフェイスマスクも、いざというときに使えます。水分がたっぷり含まれているため、繊細な部分を傷つける心配はありません。
代用品を使ったあとの処理はどうすればいい?
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トイレットペーパーの代わりに使ったものは、基本的にトイレに流してはいけません。
ウェットティッシュやポケットティッシュなど、水に溶けるタイプのものやトイレに流せると明言されているものでも、一枚ずつ流すようにしてください。複数枚を一度に流すと、トイレのタイプによっては詰まりの原因になります。
それ以外の代用品は、ゴミ袋にまとめて処理します。においが気になるなら、赤ちゃんのおむつを処理する袋や、ペット用の防臭効果のある袋を使ってください。繰り返しますが、トイレに流せるのはトイレットペーパーのみです。
トイレットペーパーの代用に不向きなもの
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トイレットペーパーの代わりに使えそうなものとして、新聞紙やチラシ、コピー用紙、植物の葉っぱを想像する方もいます。
実は、この4つはトイレットペーパーの代用には不向きです。理由をそれぞれ解説します。
■新聞紙
厳密にいえば、使えないわけではありません。
代用するときはよくもみこんで、やわらかくすれば使えます。ですが、新聞紙に使われているインクで肌を汚してしまうこともあり、気になる方は避けましょう。
とはいえ、肌に付着したインクはシャワーやボディソープで洗えば落とせます。
■チラシ
チラシに使われている素材がゴワゴワしていたり、濡れたところからインクが滲んで肌や衣服を汚す可能性があります。新聞紙同様、気にならない方は使っても大丈夫です。
■印刷に失敗したコピー用紙
印刷に失敗したコピー用紙に使われているインク次第です。家庭用プリンタはインクジェットタイプが多いのですが、このインクで肌や衣服を汚す恐れがあります。気にならなければ使えますが、そのときはコピー用紙をよく揉み込んでやわらかくしておきましょう。
インク汚れが気になるなら、新品のコピー用紙を使えば問題はクリアできます。
■植物の葉っぱ
植物の葉っぱを使う方法は、ないわけではありません。
ですが、人体に触れるとかぶれたり、皮膚に異常をきたしたりする植物もあります。使いやすそうなイメージがありますが、むやみに使うのはやめましょう。
■ボディシート
汗のにおいを抑え、拭き取るのに便利なボディシートですがトイレットペーパーの代用には不向きです。ボディシートに含まれている、爽快感を与える成分がデリケートゾーンに触れると痛みやかぶれを引き起こすリスクがあります。
トイレットペーパーは備蓄すべき?最適な量は?
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一言で言えば、トイレットペーパーは備蓄をおすすめします。
災害時や非常時に備えて、トイレットペーパーを備蓄している方は少なくありません。古くはオイルショック、現代ではコロナが流行しはじめたころに店頭からトイレットペーパーが消えました。備蓄しておけば、非常時にはトイレ以外の目的でも使えます。
■備蓄用の目安は1か月分
トイレットペーパーを備蓄するなら、一か月分の量を目安にしましょう。
トイレットペーパーは、平均して成人1人あたり1週間に1ロール消費しているといわれています。つまり、成人1人につき約4ロールあれば1か月分になります。成人3人なら、約12ロールの計算です。
トイレットペーパーの使用量は、大人とこども、個人によって差があり一概には言い切れません。ここで示した量はあくまで目安です。備蓄用にトイレットペーパーを購入するときは同居している人と話し合って、事前に消費量を把握しておくとムダがありません。
まとめ
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毎日かならず使うトイレットペーパーですが、ついうっかり切らしてしまうことは誰にでもあります。
そんなときは慌てず、まず手元や周囲にあるものを確認しましょう。使いにくいように思える紙や布も、もみこんでやわらかくすれば代用できます。そして、トイレットペーパーの代わりに使ったものは必ずゴミ袋や消臭効果のある袋にまとめて、処分してください。
また、非常時に備えてトイレットペーパーを備蓄しておくときは、1か月分を目安にして用意しましょう。成人1人あたり、4ロールが一か月分の目安です。