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コラム

水回り

マンションの水漏れ調査にかかる費用の目安と調査内容を解説

マンションで天井や壁から水がにじむ、床が濡れている、水道代が急に高くなったなどの症状が見られる場合、水漏れ調査が必要になることがあります。マンションの水漏れは、専有部の設備だけでなく、共用部の配管や屋上、外壁などが関係する場合もあるため、原因を速やかに特定することが重要です。

この記事では、マンションの水漏れ調査の内容や依頼手順、費用の目安、責任の所在についてご紹介します。

マンションの水漏れ調査とは?

  • マンションの水漏れ調査とは、室内や共用部で発生している水漏れの原因箇所を特定するための調査です。水が見えている場所と原因箇所が同じとは限らず、上階や隣室、壁の中、床下、共用配管、屋上や外壁などから水が回り込んでいる場合もあります。


    水漏れ調査は、原因箇所の修理だけでなく、被害範囲や責任の所在を整理するためにも大切になります。特に集合住宅では、隣室や階下に影響が広がる前に、管理会社や管理組合へ連絡して対応を進めましょう。



    マンションで水漏れが発生しているサイン


    マンションで水漏れが発生しているサインには、天井や壁のシミ、床の濡れ、水道代の急な上昇、配管周りの異音、カビ臭さなどが挙げられます。水を使用していないのに水道メーターのパイロットが動く場合も、水漏れの可能性があります。もし、次のような変化がある場合は、早めに状況を記録して管理会社へ連絡してみてください。


    • 天井や壁紙にシミや浮きがある
    • 床が濡れている、または床材が変色している
    • 水道代が急に高くなった
    • 水を使用していないのに水道メーターが動く
    • 排水時にゴボゴボと異音がする
    • 水回りの収納内が湿っている

    水漏れの症状は一時的に弱まることもありますが、原因が残っている場合は再発する可能性があります。見える範囲の水気を拭き取るだけで終わらせず、原因調査を検討するようにしてください。


マンションの水漏れ調査を依頼する手順

  • マンションで水漏れが疑われる場合は、最初に管理会社や管理組合、賃貸住宅であれば大家さんへ連絡しましょう。依頼の流れは以下の通りです。


    • 手順① 水漏れ箇所の水気を拭き取り、家具や家電を移動する
    • 手順② 天井、壁、床、家財などの被害状況を写真で残す
    • 手順③ 管理会社や管理組合、大家さんへ連絡する
    • 手順④ 上階や隣室、共用部の確認が必要か指示を受ける
    • 手順⑤ 指定された水道修理業者や調査会社の訪問日時を調整する
    • 手順⑥ 調査結果とお見積もりの内容を確認する

    管理会社に連絡せずに水道修理業者へ依頼すると、費用負担や修理範囲でトラブルになる場合があります。専有部・共用部の判断が必要なマンションでは、管理会社や管理組合を通して対応する流れが基本になります。


    応急処置としては、止水栓や元栓を閉める、バケツで水を受ける、家財をビニールシートで保護する、被害写真を残すといった対応が有効でしょう。もし水漏れが電気設備の近くで起きている場合は、濡れた手でコンセントやスイッチに触れないでください。


マンションの水漏れ調査の流れ

  • マンションの水漏れ調査では、被害箇所や水の出方を確認しながら、原因の可能性が高い場所を順番に調べます。調査方法は、水漏れの症状や建物構造、配管の位置によって変わります。



    メーターの確認調査


    メーターの確認調査では、室内の蛇口や水回り設備をすべて止めた状態で、水道メーターのパイロットが動いているか確認します。水を使用していないのにパイロットが動く場合は、給水側で水漏れしているかもしれません。


    メーター確認だけでは原因箇所を断定できませんが、給水側の水漏れかどうかを判断する初期調査として役立ちます。パイロットの動きがある場合は、トイレ、キッチン、洗面所、浴室などの止水栓を順番に閉め、原因箇所を絞り込むこともあります。



    設備の目視調査


    設備の目視調査では、蛇口、給水管、排水管、トイレ、洗面台、キッチン、浴室、洗濯機周りなどを確認します。収納内の床板、排水トラップ、ホース接続部、止水栓周りなど、普段見えにくい箇所も調べます。


    目視調査では、水の色やニオイも確認します。確認の結果、透明でニオイがない場合は給水側、下水臭がある場合は排水側、雨の日だけ濡れる場合は外壁や屋上からの雨漏りが関係していると考えられるでしょう。



    給水管耐圧試験調査


    給水管耐圧試験調査は、給水管に一定の圧力をかけ、圧力の低下がないかを確認する調査です。目に見えない壁の中や床下の給水管で水漏れしている可能性がある時に行われる場合があります。給水管耐圧試験調査は、建物の配管状態や設備環境に合わせた判断が必要になります。


    そのため、管理会社や水道修理業者に確認し、調査範囲と作業内容を事前に説明してもらいましょう。



    音調調査


    音調調査は、配管から出る水漏れ音を確認する調査です。音聴棒や専用機器を使用し、壁の中や床下、配管周りから聞こえる音をもとに水漏れ箇所を推測します。


    ただし、マンションでは周囲の生活音や設備音が入りやすく、音だけで判断しにくい場合があります。音調調査は、メーター確認や目視調査と組み合わせて精度を高める方法と考えるとよいでしょう。



    トレーサーガス調査


    トレーサーガス調査は、配管内に専用のガスを流し、漏れ出したガスを検知して水漏れ箇所を探す方法です。水漏れ量が少ない場合や、音調調査だけでは特定しにくい場合に用いられることがあります。ただし、この調査も必ず一度で原因を特定できるとは限りません。


    水漏れの状況に応じて、ほかの調査方法と組み合わせながら進めます。



    内装解体調査


    内装解体調査は、壁や床、天井の一部を開口し、配管や下地の状態を直接確認する方法です。目視や機器調査で原因箇所を絞り込んでも、最終確認が必要な場合に行われます。一方で、解体後には復旧工事が必要になるため、調査費用だけでなく内装復旧の費用も検討する必要があります。


    管理会社や管理組合の許可なく内装を解体すると、費用負担や原状回復でトラブルになるかもしれません。

    必ず事前に管理会社へ確認してください。



    マンション共用部の調査


    マンションの水漏れは、専有部だけでなく共用部が原因になる場合があります。共用部には、縦管、共用廊下側の配管、屋上、外壁、バルコニー、サッシ周りなどが含まれることがあります。


    そのため、共用部の調査は管理組合や管理会社の判断で進めることが一般的です。居住者が勝手に共用部を開けたり、点検口以外の場所へ触れたりすることは避けてください。


    共用部が原因かどうかは、複数住戸の症状や雨天時の発生状況、配管経路などを確認して判断します。原因が共用部にある場合、責任や費用負担の扱いも変わる可能性があります。


マンションの漏水調査の費用

  • マンションの水漏れ調査にかかる作業費は、調査方法や建物構造、原因箇所の特定に必要な機材によって変わります。一例として、かながわ水道職人では、水漏れ調査として8,800円~を目安にご案内しています。(令和8年5月時点)。


    なお、実際の金額は修理箇所の状況や設備環境によって変動し、現地確認後のお見積もりで決定する流れとなります。詳しくはサービスと料金案内ページをご覧ください。


【ケース別】マンションで水漏れが発生した際の責任の所在

  • マンションで水漏れが発生した際の責任の所在は、原因が専有部にあるのか、共用部にあるのか、施工不備なのかによって異なります。また、原因調査の結果や管理規約、賃貸契約、保険内容によって判断が変わるため、断定せずに確認を進めることが大切です。



    専有部で水漏れが発生した場合


    専有部で水漏れが発生した場合、居住者や区分所有者側の責任が問題になることがあります。専有部には、住戸内の蛇口、トイレ、キッチン、洗面台、洗濯機周り、メーター以降の給水管などが含まれる場合があります。実際の区分はマンションの管理規約によって異なるため、管理会社や管理組合へ確認してください。


    たとえば、洗濯機の排水ホース外れや蛇口の閉め忘れなど、居住者の過失が原因であれば、個人賠償責任保険が関係する可能性もあります。



    共用部で水漏れが発生した場合


    共用部で水漏れが発生した場合は、管理組合や建物全体の保険が関係する場合があります。共用配管、屋上防水、外壁、バルコニー、サッシ周りなどが原因の水漏れでは、個人だけで対応できないことが多いでしょう。


    共用部の調査や修理は、管理会社や管理組合を通して進めます。そのため、居住者が独自に工事を依頼するのではなく、まず管理側へ連絡しましょう。



    施工不備による水漏れが発生した場合


    新築やリフォーム後に水漏れが発生した場合は、施工不備が関係している可能性があります。配管の接続不良、防水処理の不足、設備の取り付け不備などが原因になるかもしれません。


    ただし、施工不備か経年劣化かを判断するには、調査結果や工事記録、保証内容の確認が必要になります。管理会社や施工会社、必要に応じて第三者の調査会社へ相談してください。


マンションの水漏れが起こる原因

  • マンションの水漏れは、配管の劣化、屋上や開口部からの雨漏り、設備の不具合や故障などで起こります。原因が複数重なっている場合もあるため、症状だけで判断せず、調査によって切り分けるようにしましょう。


    特に築年数が経過したマンションでは、見えない場所の配管や防水層が劣化している場合があります。



    配管の劣化


    配管の劣化は、マンションの水漏れ原因の一つです。金属製の配管は、年数の経過によってサビや腐食が進み、穴が開くことがあります。樹脂管でも、接続部の劣化や施工時の不具合が原因で水漏れする場合があります。


    旧耐震基準で建てられたマンションでは鉄や銅の管が使用されていることがあるため、築年数が経過するとサビや穴あきによる水漏れリスクが高まります。配管は壁の中や床下にあるため、見た目だけでは状態を判断しにくいものです。そのため、水道代の上昇や異音、壁紙の浮きなどがある場合は、早めに調査してみてください。



    屋上・開口部からの雨漏り


    雨の日や台風のあとだけ水がにじむ場合は、屋上や外壁、窓などの開口部から雨水が侵入しているのかもしれません。屋上の防水層や外壁のひび、サッシ周りのシーリング劣化が関係することがあります。


    しかし、雨漏りは水回り設備の水漏れとは調査方法が異なります。水を使用していない時間帯でも濡れる、雨天時だけ発生するなどの症状がある場合は、管理会社へ外壁や屋上の調査を依頼しましょう。



    設備の不具合や故障


    トイレ、キッチン、洗面台、浴室、洗濯機、給湯器などの設備に不具合があると、水漏れにつながる場合があります。不具合の例として挙げられるのは、パッキンの劣化、ホースの外れ、排水口のつまり、接続部の緩みなどです。


    設備の不具合による水漏れは、使用時だけ発生することもあります。水を流した時だけ収納内が濡れる、洗濯機の排水時だけ防水パンに水がたまる、トイレを流すと床が濡れるといった症状は、設備周りの確認が必要になります。また、使用年数が長い設備は見えない部品が劣化している可能性があるため、小さな水漏れでも放置せず、早めに点検を受けましょう。


マンションの水漏れを放置するリスク

  • マンションの水漏れを放置すると、室内だけでなく隣室や階下へ被害が広がる場合があります。水漏れは時間が経つほど原因箇所の特定や復旧が難しくなることもあるため、早めの対応が重要でしょう。


    なお、水が見えなくなっても、壁や床の内部に水分が残っている場合があります。ニオイやカビが発生する前に、調査を検討してみてください。



    内装の劣化


    水漏れを放置すると、壁紙の剥がれ、床材の浮き、天井のシミ、巾木の変色などが起こる場合があります。さらに湿気が残ると、カビやダニの発生につながるおそれがあります。


    内装の劣化は見た目だけでなく、住居の内部にも影響を及ぼすため、濡れた箇所は写真を撮り、管理会社へ報告したうえで、乾燥や復旧の方法を確認しましょう。



    隣室・階下への水漏れ


    マンションでは、水漏れが隣室や階下へ広がるおそれがあります。床下や壁の中を通って水が移動すると、自室では少量に見えても、階下の天井や壁に被害が出る場合があります。被害が広がると、内装復旧や家財補償、損害賠償の話し合いが必要になることもあります。直接相手と話を進めるとトラブルになりやすいため、管理会社や管理組合を通して対応してください。


    たとえ水漏れの量が少なくても、同じ場所が何度も濡れる場合は放置しないようにしましょう。


マンションの水漏れ調査を依頼する専門業者の選び方

  • マンションの水漏れ調査を依頼する際は、調査方法やお見積もりの内訳、アフターフォロー、資格や指定の有無を確認することが大切になります。特にマンションでは、専有部と共用部の判断や管理会社との連携も必要になるため、経験のある調査会社や水道修理業者を選びましょう。


    水道修理業者へ依頼する場合は、管理会社や管理組合の指示を確認してから進めると、費用負担のトラブルを避けやすくなります。



    調査方法が明記されている


    水漏れ調査では、メーター確認、目視調査、耐圧試験、音調調査、トレーサーガス調査、内装解体調査など、複数の方法があります。依頼前に、どの調査を行うのか、どの範囲まで確認するのかを説明してもらいましょう。


    「調査一式」だけでは内容が分かりにくいため、使用する機材や調査対象の場所、追加調査が必要になる条件も確認します。マンションでは、室内だけでなく共用部や上階の確認が必要になる場合があります。くわえて、管理会社と連携して調査を進められるかも重要なポイントです。



    見積もりを細かく明示してくれる


    水漏れ調査を依頼する際は、お見積もりの内訳を確認してください。調査作業費、出張費、機材使用料、内装解体の有無、復旧費用、修理費用が分かれているかを見ることを意識したいところです。


    先述したように、実際の金額は調査範囲や建物の構造、原因箇所の特定難度によって変動します。作業前にお見積もりを提示し、内容に納得してから進める水道修理業者を選ぶと安心につながります。管理会社や保険会社へ提出する可能性があるため、書面でお見積もりや調査結果を出してもらえるかも確認してみてください。



    アフターフォローが手厚い


    水漏れ調査では、原因箇所の特定後に修理や内装復旧が必要になる場合があります。調査だけで終わらず、修理方法や再発防止策、管理会社への報告資料まで相談できる水道修理業者を選ぶと、スムーズに対応してもらえるでしょう。再発時の連絡先や保証の有無、修理後の点検についても確認しておきましょう。水漏れは一度止まったように見えても、別の箇所から再発する場合があります。


    このような場合に、原因調査から修理後の確認まで説明してくれる水道修理業者へ依頼していると、依頼後の不安を軽減できます。



    水道局指定工事店として認定されている


    水道修理業者へ依頼する場合は、水道局指定工事店かどうかを確認することも大切です。水道局指定工事店は、自治体から指定を受けた工事店であり、給水装置に関わる工事を依頼する際の判断材料になります。


    ただし、水道局指定工事店であっても、すべての調査方法や内装復旧に対応しているとは限りません。水漏れ調査の実績や、マンションでの対応経験もあわせて確認してください。公式ホームページで会社情報、対応エリア、料金、施工実績、お見積もりの流れを確認し、不明点は問い合わせ時に質問してみましょう。



マンションの漏水調査を自身で行う方法

  • マンションの水漏れ調査は、水道修理業者や調査会社へ依頼するのが基本ですが、自身で確認できる範囲もあります。ただし、壁や床を開ける、共用部へ勝手に入る、配管を分解するなどの作業は避けてください。自身で確認する範囲は、見える場所の水気やメーターの動き、設備の接続部までにとどめます。確認の流れは以下の通りです。


    • 手順① 室内の蛇口をすべて閉め、水道メーターのパイロットを確認する
    • 手順② キッチンや洗面台下の収納を開け、給水管や排水管の水気を見る
    • 手順③ トイレの便器内に水が流れ続けていないか確認する
    • 手順④ 洗濯機の給水ホース、排水ホース、防水パン周りを確認する
    • 手順⑤ 浴室や洗面所の排水口周りに水漏れやつまりがないか確認する
    • 手順⑥ 被害箇所を写真で記録し、管理会社へ連絡する

    確認中に水漏れ箇所を見つけた場合は、止水栓や元栓を閉め、管理会社へ連絡してください。水漏れが続いている状態で放置すると、被害が広がるおそれがあります。


マンションの水漏れを未然に防ぐ方法

  • マンションの水漏れを未然に防ぐには、水回り設備を定期的に点検し、異変を早めに見つけたいところです。キッチンや洗面台下の収納、洗濯機周り、トイレタンク、浴室の排水口などは、水漏れやつまりが起こりやすい場所です。予防のために、次の点を意識してみてください。


    • キッチンや洗面台下に物を詰め込みすぎず、配管を確認しやすくする
    • 洗濯機の給水ホースや排水ホースにひびや折れがないか見る
    • 排水口に髪の毛やごみをためない
    • トイレの水が流れ続けていないか確認する
    • 蛇口周りや止水栓周りの水気を定期的に拭き取る
    • 長期間不在にする前は、必要に応じて止水栓や元栓を閉める

    また、管理組合による定期点検や排水管洗浄がある場合は、できる限り立ち会いましょう。点検を受けないまま不具合を放置すると、後から大きな水漏れにつながる場合があります。


マンションの水漏れ調査はかながわ水道職人にお任せ

  • マンションの水漏れ調査では、メーター確認や目視調査、耐圧試験、音調調査、トレーサーガス調査、内装解体調査などを組み合わせ、原因箇所を絞り込みます。専有部と共用部の判断が必要になるため、まずは管理会社や管理組合へ連絡し、調査や修理の進め方を確認してください。


    水漏れを放置すると、内装の劣化やカビ、隣室・階下への被害につながるかもしれません。水道代が急に高くなった、壁や天井にシミがある、水道メーターのパイロットが動いているといった場合は、早めに確認しておきましょう。


    かながわ水道職人では、神奈川県内のトイレ、キッチン、洗面所、お風呂などの水漏れやつまりに関するご相談を受け付けています。

    マンションの水漏れ調査や水回りの不具合でお困りの際は、かながわ水道職人へお問い合わせください。365日24時間、いつでもお問い合わせを受け付けております。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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