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アイスリングの正しい捨て方は?中身は有害?正しい処分方法について解説【水道職人:プロ】

 

暑い夏を乗り切るのに大活躍してくれたアイスリング。
でも、夏が終わって「さて、これどうやって捨てればいいの?」なんて悩んでいる方も多いのでは。

 

「中身の液体って、そのまま流しちゃってもいいのかな」
「もしかして体に悪い成分が入ってる?」

 

などなど、普通の水が入ってるわけではない分、なんとなく心配になってしまいますよね。
今回は、そんな便利な「アイスリング」について、安全な処分方法をメインテーマとして詳しく解説したいと思います。

アイスリングの中身は何でできている?


  • 処分方法を考える前に、まずはアイスリングの中身について知っておきましょう。
    「冷たくなる液体」の正体がわかれば、どう処分すればいいかも見えてきます。

  • 一般的な冷却材の成分

    アイスリングの中には「PCM(Phase Change Material:相変化材料)」という、少し聞き慣れない液体が入っています。
    難しそうな名前ですが、簡単に言うと「温度によって固まったり溶けたりする特殊な油」のような液体です。

    この液体の優れた点は、28度前後で固体から液体に変わること。
    冷凍庫で冷やすとカチカチに固まり、首に巻くことで体温によりゆっくり溶けながら冷たさをキープしてくれるんです。

    見た目は透明だったり白かったりで、触ってみると少しぬるっとした感触です。

  • 有害性の有無について

    気になるのは「PCMって体に悪いのか?」という点でしょう。

    厳密に言えば、完全に無害というわけではありません。
    ただ、適切に扱えば基本的には安全な液体です。

    たとえば、皮膚についてしまった場合、敏感な方だとかぶれたり赤くなったりすることがあります。
    万が一口に入ってしまったら、お腹がゆるくなる可能性も。
    小さいお子さんがいる家庭や、なんでも口に入れてしまうペットを飼っている場合は、注意が必要でしょう。

    また、排水口に直接流してしまうのは絶対にNGです!
    配管の詰まりや環境汚染の原因にもなるため、これだけは必ず抑えておいていただきたいポイントです。

間違った捨て方が引き起こすリスク

  • 「たかがアイスリングの中身」なんて思う方もいるかもしれませんが、間違った捨て方をすることで、思わぬトラブルに発展する可能性も。

    実際に私たちが対応した事例も交えながらお話しします。

    最も多いのが、「液体だから大丈夫だろう」と思って、キッチンや洗面所の排水口に流してしまうケース。
    PCMは温度によって固まる性質があるため、金属製の配管などの場合、中でゲル状になって詰まりの原因になることがあるんです。

    特に古い配管だと、すでに汚れが溜まっているところにPCMが加わって、完全に詰まってしまうことも…。

正しい処分方法とは


  • では結局、アイスリングはどのように処分すればいいのか。
    安全で環境にも優しい処分方法について、具体的にご紹介していきましょう。

  • 各自治体のルールを確認する

    まず最初にしていただきたいのが、お住まいの地域のゴミ分別ルールのチェック。
    神奈川県内でも、市町村によって意外と違いがあるものです。

    たとえば横浜市の場合は、アイスリングの外側(布や樹脂の部分)は「燃やすごみ」として出せますが、金属パーツなどがついているものは要注意。
    「小さな金属類」として分別が必要になります。

    そして中身の液体については、どの市町村でも基本的に「新聞紙や布に吸わせて燃えるゴミへ」というのが基本ルール。
    直接排水に流すのは絶対にNG!これは神奈川県内どこにおいても共通です。

    万一処分方法がわからない場合は、各市町村の資源循環局や環境事業センターに一度問い合わせてみてください。

  • アイスリングの中身の処理方法

    私がおすすめする一番安全な方法は、中身を新聞紙や古布に吸わせる方法です。ちょっと手順を説明しますね。

    まず、ゴム手袋をはめて、換気の良い場所で作業します。ベランダや庭があればそこがベスト。アイスリングの端っこに、ハサミやカッターで小さな穴を開けます。この時、勢いよく切ると中身が飛び散っちゃうので、ゆっくり慎重に。

    次に、新聞紙を何枚も重ねて敷いて、その上でアイスリングを軽く押しながら中身を出していきます。全部出し切ったら、新聞紙をくるくる丸めてビニール袋に入れ、燃えるゴミとして処分。空になった容器も、素材に応じて分別します。

    作業が終わったら、手袋を外して手をよく洗ってくださいね。もし液体が床にこぼれちゃったら、すぐに拭き取って、その場所を水拭きしておきましょう。

水回りのトラブルはかながわ水道職人へ


  • アイスリングは便利な冷却グッズですが、使用後の適切な処分も含めて使用者の責任です。
    環境保護の観点においても、正しい知識を持って処理するよう心掛けてください。

    万一誤って排水口に流してしまい詰まりが起きた場合には、無理に自分で解決しようとせず、専門業者にお任せください。

    私たち「かながわ水道職人」では、神奈川県を中心に地域に根差した水回りのメンテナンスサービスを提供しています。
    配管の詰まりはもちろん、水漏れや悪臭など、どんな小さなお悩みでも構いません。
    24時間365日受付していますので、お困りの際にはぜひお問い合わせください。

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