水道局指定工事店を選ぶ際のポイントと注意点 -かながわ水道職人 -神奈川県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

どの水道局指定工事店に依頼するかを考える際におさえておきたいポイントがあります。ここではそのポイントについて解説します。

水道局指定業者であること
水回りのトラブルに対して工事や修理をするためには専門の国家資格が必要になります。国家資格を有しているもしくは国家資格保持者によって管理や監督されていることが証明されている業者が、水道局指定業者として指定されています。

水回りで何かトラブルが発生し、複雑な作業を要する場合には水道局指定業者でないと作業を認めないという規定があります。一定の知識や技術を有している水道局指定業者かどうかを確認してから依頼するようにしましょう。

事前の見積もりと丁寧な説明がなされること
水回りの工事に限った話ではありませんが、何かの作業や工事を依頼する際には事前に見積もりを依頼することが大切です。事前の見積もりと併せて、どのような作業を予定しているのかの説明してもらうようにしましょう。

何かわからないことがあれば納得がいくまで質問して事前に解決しておくようにしてください。良心的な業者であれば「お客様に事前に理解しておいてほしい」という気持ちがあるはずですので、丁寧に説明してくれることでしょう。

もしも見積もりや説明をおろそかにしたまま作業を依頼してしまうと、高額請求されたり思わぬトラブルに発展したりする可能性があります。見積もりの費用や作業料以外に発生する費用があるのかどうかまで確認しておくようにしてください。

誠実な対応力があり経験・実績が豊富であること
依頼しようとしている業者にどのくらいの経験や実績があるのかを確認しておくこともとても大切です。一部の悪質な業者は問題を起こしても、屋号を変更するなどしてサービスを継続している場合があります。

利用者の口コミ内容や口コミ件数、ホームページの採用実績などをチェックしてみてください。また、電話対応やメールの返信などからもその会社が誠実かどうか感じられるでしょう。

水道局指定工事店を選ぶ際に注意しておきたいポイントがあります。ここでは注意すべき点について解説します。

水道局指定業者でないとできない作業があること
まず、水回りでトラブルが発生した際に何も考えずに適当に業者に依頼することはやめましょう。トラブルの内容によっては水道局指定工事店でないと作業できない場合があります。

具体的には以下のようなトラブル・作業は水道局指定工事店にしかできません。上水道関係の工事では、給水管や水栓の設置を伴う新設工事、給水管の衆類変更や経路・水栓の増設を伴う改造工事、給水管や水栓を他の管や分岐から取り外す撤去・修繕工事です。

下水道関係の工事では、排水設備の新設・増設・撤去・構造変更、汲み取りトイレから水洗トイレへの改造工事です。このように排水管や給水管に関する工事は水道局指定工事店でしか対応できないため、トラブル内容を確認したうえで業者を選定するようにしましょう。

修理以外の費用が請求されないかどうか
先ほど少し触れましたが、修理の作業費用以外に別途で請求される場合があります。具体的には出張費用や調査費用です。これらの費用が請求されるかどうかは業者によって異なりますが、別途費用がどのくらい請求されるかはしっかりと確認しておいてください。

何も調べていないと、「一見安いように見えて依頼したら別途請求額が高額だった」なんてトラブルに発展する可能性があります。出張費用や調査費用が無料の業者もたくさん存在しています。

もしもホームページで確認できない場合には、電話や問い合わせフォームで直接質問してみるのが良いでしょう。別途請求がない業者や自分が許容できる範囲の業者を選ぶようにしてください。

ぼったくりや後から高額請求してくるような悪徳な業者が一部存在していることは紛れもない事実です。ここでは悪徳業者の可能性が高い業者の特徴をご紹介します。

高額な不要工事を執拗に進めてくる場合
不要な工事を執拗に進めてくるのは悪徳業者がやりがちな手口です。実際は部分的な簡単な工事で完了するような場合でも、「全部まとめると安くなる」「部品が製造終了のため本体交換が必要」「もしこの工事をすれば水漏れは起きない」などです。

実際は不要なのに高額請求を目的として進めてくることがあるため、上記のような場合には細心の注意を払うようにしましょう。

もしも上記のように提案された場合には、本当に必要な部分以外の工事は断ってください。そして説明に対して疑問が解消できない状態では依頼しないようにしましょう。部品が製造終了と言われた場合には、部品の型番を聞き実際にメーカーに確認することも有効的な手段です。

無資格で施工をする場合
簡単な水回りの修理であれば水道局指定工事店でなくても作業可能でした。免許が必要な工事であっても、無免許で施工しようとする業者がごく一部存在しているようです。

資格がない状態で施工すると、条例によって水道の供給が停止となる場合もあります。どのようなトラブルでもとりあえず水道局指定工事店に依頼すれば安心です。

「無料」という文言を多用している場合
悪徳業者はとりあえず集客に力を入れているという場合が多いようです。見積もり無料、出張費無料と聞くと依頼したくなってしまいますよね。もしもこの無料の文言は本当の場合には全く問題なく、とても良心的な業者です。

しかし悪徳業者の場合、見積もりと出張料が無料なことは確かでも、基本料金、パーキング代などの諸費用、高額なキャンセル料などが存在していることがあります。

このような手口に引っかからないためには、やはり依頼する前に別途請求の有無をしっかりと確認しておくことが一番大切です。

ここでは業者に依頼するまでの間に簡単にできる応急処置についてご紹介します。

キッチン・浴室・洗面台・トイレなどの水回りには止水栓という栓が設置されています。この止水栓を閉めることによって、水の流れを遮断できます。もしも水漏れが発生している場合には、その部分の止水栓を閉めると一時的に水漏れを止めることが可能です。

それぞれの部分の止水栓を閉めた場合、閉めた場所の水道は使用できなくなりますが、他の水回りの水道はこれまでと同じように使用できるため家中の水道が使えなくなる心配はありません。

止水栓には手で簡単に閉められるタイプとマイナスドライバーを使用して閉めるタイプがあります。ご自宅の止水栓がどちらのタイプかを確認しておき、必要であればマイナスドライバーを準備しておきましょう。

今回は水道局指定工事店を選ぶ際のポイント、水道局指定工事店を選ぶ際に知っておきたい注意点、悪徳業者を事前に見分ける方法、水回りトラブルが発生した際の応急処置について解説してきました。

水回りのトラブル修理で配管や給水管に関連する工事の場合には、専門の国家資格を有する水道局指定工事店を選ばなくてはいけませんでした。

しかし、高額請求してくるような悪徳業者が一部ですが存在しています。そのため、水道局指定工事店を選ぶ際にはいくつか注意すべき点がありました。

今回ご紹介したポイントや注意点を参考にして依頼する業者を決定するようにしてください。業者到着までの間は最後にご紹介した応急処置を施してください！