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コラム

水回り

水道代の平均額をご紹介!世帯数や地域によって異なる平均額を解説

水道代の料金が平均より多いのか少ないのか気になっている方も多いのではないでしょうか。水道代は、地域や世帯数によって金額が異なるのです。家計を見直したいと考えている方にとっては、とても気になる項目になります。

そこでこの記事では、地域別の平均額や世帯別、季節別に分けてかかる料金を解説していきます。自分の住んでいる地域が、ほかと比較してどのくらい違うのかを知ることも大切です。ぜひ参考にしてください。

水道代の平均額を計算してみよう

  • まずは平均額を計算してみましょう。かかる料金は主に上水道と下水道の金額がプラスされ使用料金として計算されます。また基本料金と従量料金があり、基本料金は使用していても、していなくてもかかる料金です。


    管の太さによって基本料金が高くなることも覚えておきましょう。従量料金は使用した分の金額です。毎月使用した水の量で計算されています。担当者がメーターを検針して水の量を確認しているのです。


    水道代の計算方法
    料金は、上水道の基本料金と従量料金、下水道の使用水量を汚水排出量として計算されます。そのほか消費税が加算され、請求されます。下水道が通っていない地域では、下水料金は加算されません。


    上水道の基本料金
    基本料金は、契約した時点で発生する金額です。自宅にいる時間があまりなく、使用していない方でも基本料金だけは請求されます。基本になる金額が決まっていて、一定量までの使用量が含まれるのです。


    上水道の従量料金
    従量料金は基本料金に加算されている、使用量を超えた分の量で計算されています。使用量が多くなれば単価も上がっていく計算です。メーターを確認して基本料金を超えた分の水量をはかって計算されます。


    下水道料金
    下水道料金は、流された水の量を汚物料金としてみなします。0m3〜8m3までは560円、それを超え9m3〜20m3までは1m3ごとに110円加算、21m3〜30m3までは1m3ごとに140円加算というように単価が上がっていく仕組みです。

水道代の世帯別平均額は?

  • ここからは、世帯別の平均額をご紹介していきます。世帯数が増えれば増えるほど料金は上がるのが一般的ですが、平均額はどのくらいなのでしょうか。気になる疑問をここで解説していきます。


    ひとり暮らし世帯
    ひとり暮らし世帯の平均額は、2,248円になっています。単独世帯では使用する量も少なく、お風呂を溜めずシャワーのみで過ごす方が多いため料金もさほどかかりません。また洗濯もある程度溜まってからする方が多い傾向もあります。


    また戸建てではなく、賃貸に住んでいる方も多く管の太さも細いと考えられるでしょう。そのため、ほかの世帯と比較しても単独世帯の料金が安いことが挙げられます。


    2人暮らし世帯
    2人暮らし世帯では、4,344円と単独世帯と比較して倍の料金になっています。これは1人増えたことで、使用量が増えていると考えましょう。2人になるとお風呂に水を溜めたり、洗濯機も回したりするため料金もかさんでくるのです。


    単独世帯から同棲や結婚などで2人に増えると、料金が上がったと感じるのは1人分増えたことによる値上がりと考えましょう。


    3人暮らし世帯
    2人暮らしから子どもが産まれて3人になった場合などは、平均額が5,749円になります。3人になると洗濯物の量が増えたりと、使用する量も増えるからです。また、下水料金も比例して上がっていくことも考えておきましょう。


    単独世帯から2人暮らしになる料金よりは平均額は控えめですが、それでも少し高くなる傾向になります。また賃貸から戸建てへ住む方も多いため料金も高くなるのです。


    4人暮らし世帯以上
    4人暮らし世帯の平均は6,465円、5人だと7,307円、6人以上は9,190円と世帯人数が増えれば増えるほど料金が高くなっていくのが一般的です。最近では3世代が一緒に同居する家庭も増えているため、料金が上がったと感じることもあります。


    その場合は、1人の料金を基本として世帯人数で計算すると使いすぎているのかが分かります。世帯人数が多い家庭では、そのように考えて計算してみましょう。

季節別の水道代平均額は?

  • 料金は季節によっても異なります。気象庁のデータでは春を3月〜5月、夏を6月〜8月、秋を9月〜11月、冬を12月〜2月に設定しているのです。若干思っていた季節と異なる場合もありますが、こちらのデータを参照に紹介していきます。


    下記のデータで最も水道代を多く支払っている季節は冬〜春になります。これは管が凍結する2月〜3月にかけて、水を出しっぱなしにする対策をおこなっている家庭が多いことも理由のひとつです。


    春の水道代平均額
    3月〜5月にかけては春の季節になり、こちらの平均金額は1ヶ月4,377円です。先ほどもお伝えしたように凍結対策や、お風呂の追い炊きにより料金が高くなる傾向にあります。データは毎年更新されるため、昨年度は5,555円でした。


    夏の水道代平均額
    6月〜8月の夏季の平均金額は4,265円です。夏は暑いので料金が高くなるイメージを持っている方も多いでしょうが、春の季節よりも若干安めです。夏に子どものプールを出して水遊びをする家庭などは、平均よりも高くなることもあります。


    秋の水道代平均額
    9月〜11月の秋の料金は4306円です。9月位まではまだ暑い日が続くため、水遊びをしている家庭も多いことが挙げられます。しかし10月末〜11月にかけては寒くなるため、夏と比較して若干ですが料金は徐々に上がる傾向にあるのです。


    冬の水道代平均額
    12月〜2月の冬は4214円が平均額です。不思議に感じた方も多いかもしれませんが、このデータは毎年更新されています。2022年のデータではこの平均額ですが、昨年度の平均額では5,322円です。気候の変化により、金額が変わると覚えておきましょう。

地域別水道代平均額は?

  • 最後に地域別の水道代平均額をご紹介していきます。各地域で定められている料金は異なります。細かく分かれているため、今回は代表的な地域での紹介になります。お住まいの地域では、どのくらいの平均額なのかを確かめておきましょう。


    また、引っ越しを検討されている方は、引っ越し先の地域の金額を知っておくことも大切です。現在住んでいる地域と、どのくらい変わるのか確認しておきましょう。ここから北海道、東北、関東、沖縄地方の順で紹介していきます。


    北海道地域の平均額
    北海道の平均額は4,428円になっていて、全国で3位になっています。冬は寒冷地になっているため、凍結対策などで高くなる場合もあるのです。そのため全国平均よりは、やや高い料金といえるでしょう。ちなみに全国の平均金額は4,291円です。


    東北地域の平均額
    東北の平均額は5,042円と全国で1番高い料金になっています。地理的要因や運営コスト、人口の数によって料金設定は異なるのです。都心部と比べて東北地方では、人口が少ないことや凍結対策なども料金が高い要因のひとつでしょう。


    関東地域の平均額
    関東地方の平均金額は4,315円です。全国ランキングでは5位になっていて、全国平均より若干高めです。都心部では人口数は多いものの近くにダムなどの施設がなく、山間部はダムはあるものの人口数が少ないため、平均にするとやや高めになるのです。


    沖縄地域の平均額
    沖縄地域の平均額は3,621円と全国でも1番安い料金になっています。沖縄県における平均的な家計の支出総額は年間195,871円になっているため、家計を占める割合は1.92%と料金も安いのです。

まとめ

  • 水道代の平均額は、世帯や地域、季節によって異なります。各地域の料金設定は、水源豊富な川などが近くにあり、人口が多い場所は安くなるのです。一方、過疎化が進んでいる地域や、雪などの影響を受けやすい地域では料金が高めになっています。


    また世帯数によっても使用量が異なるため、大人数の世帯では料金が高いと考えておきましょう。1人の平均を住んでいる人数分で計算することで、使いすぎているかを検討できる場合もあります。


    平均よりもかなり高くなっている場合は、水道管やほかの場所から漏水していないかを確認してみましょう。破損や故障により水が漏れ出していると、料金も高くなってしまいます。

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