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トイレのつまりをサンポールで解消する方法!手順や注意点も徹底解説!
トイレのつまりは、家庭でよく発生する水回りのトラブルの1つです。
特に急にトイレがつまってしまった場合、どのような対処法を取れば良いか迷う方も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが、市販の排水口クリーナーとしても知られる「サンポール」です。
サンポールを使用することで、簡単にトイレのつまりを解消することができます。
そこで本記事では、トイレのつまりをサンポールで解消する手順や、使用する際の注意点について詳しく解説します。
目次
サンポールとは?
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まずは、特徴や種類、価格などサンポールの基本情報についてみていきましょう。
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サンポールの特徴
サンポールは、大日本除虫菊株式会社によって製造されている家庭用の洗浄剤です。
大日本除虫菊株式会社はあまり聞き慣れない会社かもしれませんが、蚊取り線香やキンチョール、コンバットなどの製造も行っている会社と聞けば、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。
サンポールは、1960年に初めて販売され、60年以上経った現在でも多くの人に利用されている洗浄剤です。
主に塩酸を使用した酸性の洗剤で、尿石や黄ばみ、水アカなどのアルカリ性の汚れを効果的に分解します。
その高い洗浄力は、尿石や異臭の原因となるカルシウムやアンモニアを科学的に溶解し、取り除くことが可能です。 -
サンポールの種類と価格
サンポールは多様なニーズに応えるべく、一般家庭用の500mlボトルから業務用大容量の5Lボトルまで、さまざまサイズで販売されています。
小容量の500mlボトルで約150円、大容量の5Lボトルでは1,500円程度で購入可能です。
サンポールは、その実用性と高いコストパフォーマンスにより、消費者に長年にわたって支持されています。
なぜトイレはつまってしまうのか
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トイレのつまりは日常的に発生しやすい水回りのトラブルです。
では、なぜトイレのつまりが発生してしまうのでしょうか。
ここでは、トイレのつまりの原因について解説します。
【トイレのつまりの主な原因】
●尿石が溜まっている
●トイレットペーパーがつまっている
●排泄物がつまっている
●異物がつまっている
それぞれ詳しくみていきましょう。 -
尿石が溜まっている
トイレのつまりの主な原因の1つに、尿石の蓄積が挙げられます。
尿石は、人の尿に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、時間と共に排水管内部に堆積して固まったものです。
特に水流の弱い部分で蓄積しやすく、排水管の内径を狭めて流れを悪くします。
また、尿石は黄ばみや悪臭の原因にもなり、見た目の問題だけではなく衛生的な問題も引き起こすでしょう。
そのため、尿石が溜まらないように、トイレを定期的に清掃することが大切です。
また、市販されている尿石除去剤やサンポールのような洗浄剤を定期的に使用することで、尿石の蓄積を抑えることができます。 -
トイレットペーパーがつまっている
トイレットペーパーを大量に使用することで、トイレのつまりを起こしやすくなります。
トイレットペーパーが水に溶け切らずに排水管内で固まると、水の流れを妨げて排水管を塞いでしまいます。
トイレットペーパーをつまらせないためにも、使用量を減らしたり、水に溶けやすいものを選んだりすると良いでしょう。
また、使用後は少量ずつ水に流すことが、つまりを防ぐ上で効果的です。
さらに、トイレットペーパーが原因で発生した軽度のつまりは、時間が経過するにつれて自然に解消することがあります。
つまりが発生した場合、一定時間放置してから再度水を流してみるのも1つの方法です。
ただし、ティッシュなどの水溶性ではない紙類がつまった場合、放置しても改善することはないため、注意してください。 -
排泄物がつまっている
排泄物の量が多いと、トイレをつまらせる原因になります。
大量の排泄物が一度にトイレに流されると、水流だけでは十分に処理できません。
その結果、排水管内で滞留してトイレのつまりを引き起こします。
また、硬い排泄物の場合も流れにくくなるため、つまりを引き起こしてしまいます。
排泄物によるつまりを予防するためには、トイレ使用後の流水量を増やしたり、二回に分けて流したりするなどの方法が効果的です。 -
異物がつまっている
トイレに意図せず落としてしまった異物が、つまりの原因になることがあります。
小さなアクセサリーや携帯電話、化粧品など、ポケットやバッグから落ちた物が、便器内に落ちて流れしまうと、排水管を塞ぐ原因となるでしょう。
異物を無理に流そうとすると、さらに奥に押し込まれてしまい問題を悪化させる可能性があるため、トイレに異物が落ちないようにすることが重要です。
トイレの使用前には必ずポケットの中身を確認し、トイレの近くに物を置かないようにしましょう。
サンポールでトイレのつまりを解消する方法
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サンポールは、トイレのつまりを解消するために非常に便利な洗浄剤ですが、全てのつまりを解消できるわけではありません。
ここでは、サンポールで解決できるトイレのつまりと、つまりを解消する方法について解説します。
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サンポールで解決できるトイレのつまり
サンポールは、日々蓄積されてできた汚れや少量のトイレットペーパーが原因のつまりに効果的です。
具体的には、排泄物や小さな食べ物の残骸といった、自然に分解される物質が引き起こすつまりを解消するのに適しています。
そのため、アクセサリーや衛生用品などの固形の物質や大量のトイレットペーパーなどによる重度のつまりには効果がありません。
そのような場合は、専門業者に依頼する必要があります。 -
サンポールでトイレのつまりを解消する方法
サンポールでのトイレのつまりの解消は、以下の手順で行います。
1.便器内の汚水を減らす
2.汚れにサンポールを直接かけて5分程度放置する
3.水で流す
4.何度か繰り返す
それぞれ詳しくみていきましょう。 -
1.便器内の汚水を減らす
トイレのつまりを解消するためには、まず便器内の汚水をできるだけ取り除くことが重要です。
これはサンポールが水で薄まらないようにして、直接つまりの原因に作用するために行います。
紙コップなどの小さな容器を使って、便器の中の水を慎重に取り出しましょう。
汚水対策として、便器周りに新聞紙などを敷くこともおすすめです。
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2.汚れにサンポールを直接かけて5分程度放置する
便器内の水を減らした後は、50〜100ml程度のサンポールを便器に流し込みましょう。
サンポールを注いだ後は、効果を発揮するために約5分間そのまま放置します。
この間に洗浄剤が汚れを分解し始めるため、効果的なつまり解消が期待できるでしょう。
サンポールを使用する前に、しっかりと換気を行ってください。 -
3.水で流す
サンポールの放置時間が過ぎた後は、バケツなどでしっかりと大量の水を流しましょう。
水の流れ方を確認して、つまりが解消されているかどうかを判断してください。
ただし、水を勢いよく流してしまうと便器の水位が急激に上がり、水が溢れかえる可能性があります。
また、さらなるつまりを引き起こしたりする恐れもあるため、注意が必要です。
そのため、水を流す際には慎重に行いましょう。
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4.何度か繰り返す
一度でつまりが解消されない場合は、便器内にサンポールを注ぎ、放置して水で流すという手順を数回繰り返す必要があります。
特に頑固なつまりの場合、効果を高めるためにサンポールの放置時間を少し長く取ってみてください。
この作業を複数回繰り返すことで、徐々につまりが解消される可能性があります。
しかし、数度試しても改善しない場合には、専門業者に依頼する方が良いでしょう。
サンポールでトイレのつまりを解消する際に注意するべき点
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サンポールでトイレのつまりを解消する際は以下の6つの点に注意しましょう。
●換気をする
●一度に大量に使用しない
●手袋やメガネ・マスクなどを着用する
●長時間放置しない
●ほかの薬品と混ぜない
●サンポールには使えない箇所がある
それぞれ詳しく解説します。 -
換気をする
サンポールを使用するときは、有害な物質が発生する可能性があるため、換気を徹底することが非常に重要です。
作業を始める前にドアや窓を開けたり、換気扇を使ったりして、部屋の空気が通りやすい状態にしておきましょう。
これにより、有害な物資が室内に充満するのを防ぎ、呼吸器など健康上のリスクを大幅に減らすことが可能です。
また、換気は作業中だけではなく、作業後もしばらくの間は換気しておくようにしましょう。 -
一度に大量に使用しない
サンポールは、トイレのつまりに効果的な洗浄剤ですが、大量に使用すると便器や排水管にダメージを与える可能性があります。
製品の指示に従って、推奨される量を測ってから使用してください。
適正な使用量を守ることで、過剰な泡立ちや排水管の腐食、便器の損傷リスクを最小限に抑えることができます。 -
手袋やメガネ・マスクなどを着用する
サンポールを使用する際は、手袋やメガネ・マスクなどの保護具を着用しましょう。
これらの保護具は、皮膚や目、呼吸器をサンポールの化学物質や汚水から守ります。
サンポールには非常に強い化学物質が含まれています。
もし、目や口に入ってしまうと大きな刺激や重度の炎症などを引き起こす可能性があります。
手袋やメガネ・マスクなど保護具を適切に使用することで、健康へのリスクを最小限に抑えることが可能です。 -
長時間放置しない
サンポールを使用する際は、製品に推奨されている放置時間を厳守することが大切です。
推奨時間を超えてサンポールを放置すると、便器の材質を損傷させてしまいます。
便器の表面が腐食したり、色が変わったりすることもあるので、放置後はすぐに十分な水で流しましょう。
長時間放置することで、期待される以上の洗浄効果を得られるわけではありません。
むしろ便器を痛める原因となるので注意してください。 -
ほかの薬品と混ぜない
サンポールをほかの洗浄剤や薬品と混ぜることは絶対に避けてください。
異なる成分が反応し、有毒ガスが発生する危険性があります。
特に塩素系の洗浄剤との組み合わせは、塩素ガスを発生させることがあるため非常に危険です。
安全を確保するためにも、サンポールを使用する際はほかの薬品とは混ざらないようにしましょう。 -
サンポールには使えない箇所がある
サンポールはトイレの便器やトイレタイル専用に設計されていますが、金属や大理石など特定の材質には使用できません。
特にステンレス製品にサンポールを使用すると、変色や損傷の原因となります。
そのため、キッチンシンクや洗面台などのステンレス部分や大理石などには絶対に使わないようにしましょう。
サンポールなどの洗浄剤は、使用前に必ず製品のラベルを確認し、指定された用途にのみ使用することが重要です。
正しい箇所に使うことで、健康上のリスクやトラブルなど防ぎつつ、サンポールの効果を最大限発揮することが可能になるでしょう。
サンポールでもトイレのつまりが解消しない場合は?
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サンポールを使用してもトイレのつまりが解消されない場合は、つまりの度合いが深刻な状態かもしれません。
そのような場合は、迅速に専門業者に依頼することが大切です。 -
専門業者に依頼する際のポイント
ここでは、専門業者に依頼する際のポイントについて詳しく解説します。
3つのポイントを抑えて、修理業者に依頼しましょう。
【専門業者に依頼する際のポイント】
●複数の業者から見積もりを取得する
●業者の実績や口コミを確認する
●水道局指定業者かどうか
それぞれ詳しく解説します。 -
複数の業者から見積もりを取得する
専門業者にトイレのつまりの修理を依頼する際には、複数の業者から見積もりを取得することが重要です。
複数の見積もりを取得することで価格やサービス内容を比較することができます。
また、見積もりを依頼する際は、修理内容や費用の内訳、作業時間などを明確にしてもらうことが大切です。
このとき、追加の料金が発生するかどうかも確認しましょう。
複数の業者を比較することで、コストパフォーマンスの高い業者を選ぶことができます。 -
業者の実績や口コミを確認する
業者を選ぶ際には、その業者の過去の実績や利用者の口コミを確認することが大切です。
インターネットの口コミサイトやSNSなどには、利用者の声が確認できます。
実績のある業者は信頼性が高く、質の高いサービスを提供している可能性が高いです。
しかし、悪い評価が多い業者はトラブルになるリスクが高いため避けましょう。 -
水道局指定業者かどうか
修理を依頼する業者が水道局指定の業者であるかどうかを確認することも重要になります。
水道局指定業者は、特定の基準や要件を満たしていることが認められており、信頼性が高い業者です。
また、水道局指定業者は費用が適切で安心して依頼することができます。
水道局指定業者であれは、業者のサイトに水道局指定業者であることが記載されているので確認してみましょう。 -
専門業者に依頼がおすすめ
トイレのつまりは専門業者に依頼することで、スピーディーかつ確実に直してもらうことができます。
簡単なつまりの場合、作業時間が5〜10分程度で完了する場合も多いです。
また、修理費はつまりの状況により異なりますが、簡単な作業の場合は8,000円程度が相場となっています。
しかし、高圧洗浄機や高圧ポンプを使った作業や便器を取り外す作業は、費用が20,000〜50,000円に上ることもあります。
費用はつまりの状況や業者、地域によって変動するため、なるべく早めに専門業者に依頼することが大切です。
かながわ水道職人では24時間365日、トイレのつまりやその他水漏れの相談に受付対応しています。
また、現場での点検やお見積りはすべて無料です。
水回りのトラブルでお悩みの際は、いつでもお気軽にご連絡ください!
経験豊富なスタッフが専門の技術と丁寧なサービスで、トイレのつまりの問題をスピーディーに解決いたします。 -
トイレのつまりは放置しない
トイレのつまりを放置すると、水が溢れて床や周囲の設備に損害を与えてしまう可能性があります。
浸水により床材が腐食したり、悪臭が充満したりと衛生上の問題を引き起こすでしょう。
そうなるとトイレの修理費用だけではなく、浸水被害を受けた物の交換費用もかかってしまいます。
さらには、つまりを長期間放置するとトイレ自体の故障や配管の損傷につながることもあります。
トイレ自体を交換しなければならなくなることもあるため、なるべく早く対処することが重要です。
まとめ
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この記事では、トイレのつまりをサンポールで解消する手順や使用する際の注意点について詳しく解説しました。
尿石や排泄物のつまりは、サンポールで解消できる場合が多いです。
しかし、大量のトイレットペーパーや固形のものがつまった場合は、サンポールだけでは解消できない場合があります。
サンポールを使っても改善されない場合は、専門業者に依頼しましょう。
トイレのつまりにお困りの方は、かながわ水道職人にご相談ください!
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