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排水口の臭いをすっきりなくすには?原因と適切な掃除方法を解説
キッチンやお風呂、洗面所など毎日使用する水回りの排水口からの臭いに悩んでいないでしょうか。
排水口は掃除をしないままにしておくとゴミや雑菌が繁殖し、嫌な臭いに繋がります。
毎日使用する場所だからこそ、適切な使用方法やメンテナンス方法を知っておく必要があります。そこで今回は排水口の嫌な臭いの原因、自分でもできるそれぞれの対処法、臭い問題を根本から解決するためのアドバイスなどを詳しく解説します。
排水口の臭いはなぜ起こる?
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排水口から嫌な臭いが発生するのはどういった理由からなのでしょうか。
排水口の臭いの原因としては、ゴミ受けに溜まった汚れ、椀トラップの取り付けが甘いこと、封水がなくなっていること、排水管にゴミが蓄積していること、排水ホースと塩ビ管の間に隙間ができていることなどが挙げられます。
基本的には定期的に掃除をする習慣をつけておくなどすることで、臭いの発生は極力抑えることが出来ます。少しでも掃除を怠ってしまうと、キッチンやお風呂、洗面所の排水口などから臭いが発生する恐れがあります。
それぞれの臭いの発生原因を知っておくことでそれぞれに特化した対策を取れるようになるので、これからご紹介する方法を参考にしてみてください。
「少しくらいの臭いなら我慢する」と思っている方はいないでしょうか。その考えは良くありません。臭いがするだけで私たちは知らず知らずのうちにストレスを感じています。
仮に排水口以外の部分の清潔が保てていても、臭いがすると快適にくつろぐことができません。自宅くらいはゆっくりと休める環境を作っておきたいですよね。さらに親せきや友人を家に招いたときに良い印象を持つことはありません。
結局臭いを放置しておいてよいことはありません。しっかりと臭いの原因を知り対処方法まで理解しておきましょう。
排水口の臭うときの原因と対策
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排水口が臭うときの原因とその対策をキッチン、お風呂、洗面所の3つの場所に分けて解説します。
■キッチンの排水口
キッチンのゴミ受けが汚れていることにより臭いは発生します。
食品カスや油汚れがゴミ受けに溜まり、それがヌメリとなり悪臭を発します。加えてヌメリに雑菌も繁殖しやすくなるため良いことはありません。
臭いを発生させないためにも週1回、余裕があれば週2,3回掃除をすることをおすすめします。台所用洗剤を使用して簡単にできます。
ゴミ受けに溜まったゴミを捨て、それぞれのパーツに洗剤を着けて洗い流しましょう。臭いがきつく感じるときには重曹とクエン酸の使用がおすすめです。
排水口内にある椀トラップと呼ばれるお椀のようなパーツの取り付けが甘いと臭いが発生します。椀トラップは排水管路の途中に水を溜めておく部分です。ここに貯めておく水を封水と言いますが、封水のおかげで排水管からの悪臭や害虫を防いでいます。
しかし、椀トラップの取り付けがおかしくなっていると下水から臭いが上がってくる恐れがあります。排水口のパーツを外して掃除をした後などには、椀トラップがしっかりと取り付けられているか確認をするようにしましょう。
また、封水がなくなってしまっていることも考えられます。椀トラップがしっかりと取り付けられていても封水が蒸発してしまっていると臭いが発生します。定期的にキッチンを使用して水を流していればこの心配はありません。長期間使用しなかったときには、キッチンに水を流すようにしましょう。
排水管内に油汚れやゴミが溜まってしまっても臭いが発生します。排水管は手が届きにくく掃除が難しくなります。その場合にはパイプつまり専用の洗剤を使用して定期的に掃除をしてみましょう。
■お風呂の排水口
お風呂の排水口もゴミが溜まっていたりヌメリがあったりすると臭いの原因となります。
下水やドブのような臭いのときには上記の原因を疑ってください。
排水口を見てみて石鹸カスや髪の毛が溜まっていれば、それらを除去しましょう。除去したらお風呂用の中性洗剤を使用して汚れをきれい落としてください。
尿のようなアンモニア臭が気になる場合には、排水管から悪臭が上がってきている可能性があります。気温が高くなる夏場なんかは臭いが上がってくることも多いようです。
この場合には定期的に排水管を掃除することで、臭いを防止できます。ゴミ受け下に設置されている排水トラップを外して、溜まった髪の毛や石鹸カスを取り除きましょう。そして排水口用の洗剤を使用し、一定時間放置してください。
最後に洗剤をよく洗い流して終了です。
■洗面所の排水口
洗面所に関しても、これまでと同様ゴミが溜まってしまっているとそこから臭いが発生します。定期的に排水口のゴミ受けの中を掃除し、ヌメリがあるようであればそれもしっかりと除去するようにしましょう。
そして封水の水が不足していることも考えられます。キッチンと同様、長期間使用していないと水が蒸発してしまいます。封水の水不足は空気が直接上がってきて悪臭の原因となりますので、長期間使用していなかったときには確認してみてください。
排水口の臭いはトラブルの前兆かも…
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先述した通り、排水口が臭っている原因は、実は排水口ではなく排水管のときがあります。排水管内にゴミや油汚れが溜まり臭いを発しているときがあります。
排水管内に原因がある場合には、自力でパーツを分解して掃除をするなどはできません。パイプつまり専用の洗剤を使用することで、臭いの解消が期待できます。
しかし頑固な汚れやゴミが溜まりすぎているときには、素人には対処が困難です。そのような場合には一度専門業者に修理や点検の依頼をしてみてください。
ただの排水口の悪臭と思っていたら、実はトラブルが発生する前兆だったなんてこともあります。私達では解消できないことであっても、しっかりと対処してくれるためおすすめです。
簡単な掃除でどうにもならない排水管からの臭いが疑われるときには、業者への相談をおすすめします。
排水口の臭いをすっきりなくすには
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排水口からの臭いは残しておいて良いことはありません。
しっかりと臭い問題を早期解消することが大切です。排水口のゴミ受けの汚れや排水トラップに関しては簡単な掃除や確認で解消が期待できます。定期的に掃除をすることでヌメリの発生が抑えられ、臭いが気になることもなくなります。
キッチンやお風呂、洗面所は毎日使用しますので、知らないうちに結構汚れが溜まってきています。
今回ご紹介した方法で排水口からの臭いの解消は期待できますが、完全に根本から解決できるかはわかりません。臭いの根本が素人ではどうにもできない部分にあるかもしれません。
しっかりと臭いの原因を追究して解決したい方には、専門業者に依頼することをおすすめします。依頼前には状況の確認と見積もりをしてもらうことを忘れないでください。
まとめ
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今回は排水口からの嫌な臭いが発生する原因、それぞれの原因に対して自分でできる対処法をご紹介してきました。
排水口は掃除をせずに使用を続けるとゴミや雑菌が繁殖し嫌な臭いを発し始めます。そのため、キッチンやお風呂、洗面所などそれぞれに適した方法で対処していくことが大切でした。嫌な臭いに悩んでいる方は今回ご紹介した方法を試してみてください。
しかし、これらの自力解決方法で必ずしも臭い問題を解決できるとも限りません。併せて、自力で対処できる自信がないという方もいるかもしれません。
そういった方は専門業者に依頼すると非常に安心ではないでしょうか。水回りの清潔を維持して快適に過ごせる環境を整えてください。