コラム
お風呂
シャワーが出なくなった!原因を知って適切に対処しよう
1日の体の汚れを落とすために、毎日の生活に欠かせないシャワー。お風呂に入ることは少なくても、シャワーは毎日浴びている人が多いのではないでしょうか。そんな生活に欠かせないシャワーが出なくなってしまったら、とても困りますよね。
そこで今回はシャワーが出なくなった原因と対処法についてまとめていきます。シャワートラブルの予防方法も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
シャワーが出ないときの原因と症状
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まずはなぜシャワーが出なくなってしまったのか、その原因と症状を見ていきましょう。
お湯が出ない
水は出るけれど、お湯が出ないという経験をしている人も多いでしょう。お湯が出なくなるのは給湯器や温度調節のハンドル、水栓のいずれかに原因がある可能性があります。
給湯器に問題がある場合は、まず電源のスイッチが入っているか確認してみてください。電気プラグが外れていたり、停電などで電源が落ちたままになっていたりすると、お湯が出なくなることがあります。
通常通り電源が入っていたら、設定温度を確かめてみてください。設定した温度以上のお湯が出ることはなので、設定し直してみましょう。もし、電源と温度調節どちらにも異常がない場合は、業者に相談することが大切です。
温度調節のハンドルに不具合がある場合は、自分で調整しなければいけません。家の給湯器の温度や水圧、気温に合わせて設定する必要があります。説明書を見ながら適切な温度のお湯が出るように設定してみましょう。
水とお湯の2つのハンドルがあって、お湯のハンドルのみでない場合は水栓の故障が考えられます。水栓の交換は自分でもできますが、不安な場合は業者に依頼すると良いでしょう。
水もお湯も出ない
水もお湯も出ないのは止水栓が閉まっているか、フィルターが目詰まりしているか、推薦が故障しているか、凍結しているかの4つの原因が考えられます。
まずは、止水栓や元栓が閉まっていないか確認してください。掃除する際に止水栓や元栓を閉めたままにして、開くのを忘れているのかもしれません。最初に止水栓や元栓が開いているかチェックしてみましょう。
止水栓や元栓に問題がなければ、シャワー内部のフィルターが目詰まりを起こしているのかもしれません。フィルターには汚れやゴミが溜まりやすく、そのまま放置すると水の通り道がなくなってシャワーが出なくなる場合があります。
止水栓やフィルターにも問題がないのであれば、水栓の故障が考えられます。水栓が故障していた場合は新しいものに交換しなければいけないので、業者に相談してみましょう。
寒い地域に住んでいる場合は、水道管の凍結が原因かもしれません。水道管の中の水が凍結したことで、シャワーが出なくなるケースも少なくないのです。
水道管が凍結すると破裂や破損の危険性があるので、事前に保温材などで対策しておくことが大切です。業者に依頼しても凍結した部分が完全に溶けなければ対応できないこともあるので注意しなければいけません。
シャワーが出なくなったときの対処法
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ここからはシャワーが出なくなったときの対処法を見ていきましょう。
止水栓の調整
シャワーから水が出ない、水の出が悪い場合は止水栓を確認してみてください。止水栓が完全に閉まっていると水が流れないので、開いているか確認する必要があります。
また、水の出が悪い場合は止水栓を少し緩めてあげてください。水を出しながら調整することで、ちょうど良い水圧の水が出るようになります。
フィルターの掃除
蛇口にフィルターが付いている場合は、汚れやゴミを掃除してあげることが大切です。フィルターの掃除方法は種類によって異なり、説明書に記載されています。
フィルターが古くなっているなら、新しいものに交換するのも良いでしょう。フィルターの掃除は使い古した歯ブラシなどで軽く擦るだけでも汚れを落とすことができます。
きれいに掃除したフィルターを再度つけてみて、お湯が出るかを確認してみてください。
給湯器の電源を確かめる
シャワーからお湯が出なくなった場合は給湯器の電源が入っているか確かめてみてください。スイッチを入れ直してもシャワーが出ない場合は、電気プラグをもう一度差し込んでみましょう。
凍結
凍結している場合は排水管に余計な負担を与えないように、日が昇って気温が上がるのを待つしかありません。凍結している場合は下手に行動すると排水管が破裂してしまう可能性があるので、業者に相談するようにしてください。
業者に相談すれば正しい手順で解決してくれるので、排水管を傷つけずに対応してくれるでしょう。
シャワーが出なくなる前の予防方法
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シャワーは毎日の生活に欠かせないものです。そんなシャワーからお湯が出なくなったとなれば、一大事になるでしょう。
毎日快適にシャワーを使えるようになるためにも、対策しておくことが大切です。シャワートラブルが起きれば修理や交換の費用や手間もかかるので、以下の対策方法をぜひ試してみてください。
凍結対策をする
特に寒い地域に住んでいる人は、排水管が凍結しないように対策しておきましょう。
屋外に水道管がある場合は冷えないように保温効果の高いカバーを取り付けるのがおすすめです。難しい手間は必要なくても、カバーを取り付けるだけで凍結予防になるのでぜひ今日から実践してみてください。
また、気温が低い日に水を出しっぱなしにしておくのも凍結予防になります。そもそも水道管の中の水が凍結してしまうのは、中の水が動かないからです。
水が動いていれば凍る心配が少ないので、少量の水を出しっぱなしにしておくと良いでしょう。
定期的にフィルターを掃除する
蛇口にフィルターが付いている場合は、定期的に掃除しておくと良いでしょう。定期的に掃除しておけば汚れやゴミが溜まって水の通り道を塞ぐことがなくなりますし、シャワートラブル対策にもつながります。
特別な薬剤を使わなくても、使い古した歯ブラシで簡単に磨くだけで良いので手間も時間もそんなにかかりません。1ヶ月に1〜2回を目安に掃除すると良いでしょう。
シャワーが出ない場合はヘッドの交換も検討しよう
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シャワーが出なくなった場合は、ヘッドの交換も検討してみてください。
ヘッドの交換は自分でもできますが、より安全にスピーディーに問題を解決するためには業者に依頼することをおすすめします。
新しいシャワーヘッドの中には節水効果が優れているものもあるので、毎月の電気代を節約することができるでしょう。
シャワーの修理を業者に依頼した際の費用相場は約5,000円です。設備の交換が必要になった場合は約8,000円〜の費用がかかることもあるかもしれません。
業者によって料金設定は違いますし、出張費や作業費も異なるので、複数の会社に見積もりを出した上でどこに依頼するか決めることが大切です。見積もりを出してもらう際はなぜここまで安くできるのか、追加料金はかからないのかなども併せて確認しておきましょう。
まとめ
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いきなりシャワーが出なくなると本当に困ります。毎日の生活に欠かせないものなので、シャワーが出なくなれば思わず焦ってしまうでしょう。
しかし、焦っても問題は解決しません。まずは止水栓や元栓を確認したり、電気プラグやスイッチを再度入れ直したりしてみましょう。それでも問題が解決しない場合は、他に原因があるのかもしれません。
シャワー部分も水回りなので、被害が大きくなれば水漏れトラブルにまで発展する可能性があります。自分で無理に解決しようとせず、業者に相談するのも1つの手ですよ。
業者に依頼すると費用はかかってしまいますが、適切な処置で問題を解決してくれるのでおすすめです。