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コラム

水回り

水漏れしたフローリングを張替える際の作業日数や費用

 

 

フローリングが水濡れした場合、床材に水が浸透して腐食してしまいます。「まだ大丈夫だろう」と放って置かずに、早急にフローリングの張替えを検討してください。

この記事では、フローリングの張り替えにかかる作業日数や費用、業者の選び方を徹底解説します。適切な対処法を知っておきましょう。

張替える際の作業日数

  • 水漏れしたフローリングを張替える場合、部屋の広さによって作業日数は変わってきます。工事期間は、平均すると当日〜3日以内の間です。

    補修して直すか、部分的に張替えるか、全面的に張替えるかでも変わってきます。現在使用しているフローリングの上から、新しいフローリングを重ねる「重ね張り」をする場合は、剥がす手間が省けるため作業日数が短くなります。

    また、作業日数は部屋の形によっても左右されます。四角ではなく、変形した斜めの壁や見切り、突き抜ける場所が多いと通常以上に時間がかかってしまうでしょう。突き抜ける場所というのは、巾木で隠れないところです。

    備え付けの家具などでピッタリとキレイに貼り付けなければなりません。誤魔化しのきかない場所なので、業者側の技量も問われます。フローリングの症状を判断できる技術力のある業者を選ぶようにしてください。

張替える際の費用

  • フローリングを張替える際には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

    床の張替えの費用は、どんな手法を使うかで大きく変わります。また、床材に何を使っているか、どのくらいの広さを張り替えるかでも変わってくるでしょう。

    張り替え工法
    水漏れした場所全体を張替える「張替え工法」は、水漏れがひどい時におすすめの方法です。

    6畳のフローリングをすべて張替える場合、料金は約12万円かかります。床全面を張替えるため、費用面で高くなるというというデメリットがあります。しかし、以前のフローリングを剥がして下地をチェックするため、害虫がいないかどうか確かめることが可能です。

    また、自分好みの材質に床全体を変更することもできるでしょう。水漏れがひどいフローリングであれば、下地の確認を含めてイチから張り替えを検討してください。

    重ね張り工法
    張替え工法と違って既存の床を剥がすことなく、傷んだフローリング部分の上から新しいフローリングを施工する「重ね張り工法」は、約10万円と比較的安価に張替えできます。

    工事期間も短く済むというメリットも。汚れや傷などで交換する場合には、重ね張り工法がおすすめです。しかし、下地まで見えないので、水の染み込みが気になる時には施工しない方がよいでしょう。

    施工後に床の歪みが生じて再度、工事する必要が生じるかもしれません。また、重ね張り工法では段差が生じることも多いため注意が必要です。

    部分張替え
    きれいな部分はそのままにして、部分的に交換することも可能です。

    部分的に張替えする場合は、工事期間が半日なら約15,000円、1日なら約3万円かかります。ただし、部分張替えする際は、その部分だけ色が変わってしまったり、強度面での心配も残ります。このように、安全性やデザインに問題が生じるため、あまりおすすめできません。

    リフォーム会社によっては、部分張替え自体していないところもあるため注意しましょう。

    床材
    どんな床材を使うかといっても張替え費用は変わります。

    たとえば、複数の板材を貼り付けて作られた複合フローリングを使う場合、1平米あたり約5,000円が相場です。しかし、1枚の板から作られた無垢材のフローリングを使う場合は、1平米あたり約1.8万円。複合フローリングに比べて3倍以上の価格になります。

    また、無垢材・複合フローリングどちらとも使用する木材の種類によっても価格は変化します。

張替える際の業者の選び方

  • フローリングの張替えを依頼する業者は、どのように選べばよいでしょうか。選び方の5つのポイントを紹介します。

    技術力がある業者
    フローリングの張替えは、床下部分の工事や高さ調節といった工事が必要になることもあるため、高い技術力が求められます。

    とくに床材の微調整が必要になる際には、業者の手腕が問われるでしょう。

    実績豊富な業者
    水漏れリフォームといっても、広さや床材によってさまざまです。

    多くのトラブルに対応してきた実績ある業者を選ぶなら、安心して工事を任せられるでしょう。

    工事箇所によっては、微調整の必要な部分も出てきます。経験豊富な業者に依頼すれば、リフォーム後の仕上がりはよくなること間違いありません。

    アフターサービスがある業者
    リフォームした後に、どのような保証があるかをチェックしてください。万が一、施行後にトラブルが生じても、アフターサービスがあるなら無料で対応してもらえます。

    比較検討して選ぶ
    「この業者でいいんじゃないか」と直感で選ばないようにしてください。費用や工事工法などは、業者によっても大きく異なります。

    まずは、3〜5社をピックアップして見積り依頼するようにしてください。担当者の応対や説明方法がわかりやすいかどうかもポイントです。

    見積り書の内訳を説明してくれる業者
    見積書を出した際に、内訳を記載していることは重要なポイントです。

    大まかに書かれているときでも、丁寧に説明してくれるなら安心できます。内訳の説明も不確かな業者には、依頼しないようにしましょう。後から、余分に費用を請求される恐れがあります。

水漏れの予防方法

  • 床の水漏れを予防するためには定期的に水回りをチェックすることが大切です。

    キッチンを使った後には、蛇口や排水溝、配管から水漏れしていないか確かめてください。トイレの場合は、便器や配管まわり、バスルームでは蛇口やシャワー周辺、排水溝から水漏れしやすいでしょう。洗濯機の排水まわりも忘れずチェックしてください。

    このように、家のあちらこちらに水を使う場所が散らばっています。水を使った後にチェックする習慣をつけてください。とくに水漏れしやすい部分の1つがキッチンです。

    生ごみや油が排水管に流れることで詰まりを起こし、水漏れへとつながることが考えられます。野菜の皮や食べカスが流れていってしまわないように、排水溝にキッチンネットをかぶせるようにして定期的に取り替えてください。

    キッチンを使った後には、お湯を10秒ほど流すことも効果的です。こうすることで、排水溝に溜まってしまった生ゴミや油を流し、詰まりを予防できるのです。洗濯機を使用する際にも、注意が必要です。

    洗濯機の蛇口とホースをつなぐ部分がネジで止められているタイプのものは、ネジ部分が緩むことで水漏れを起こすことがあります。洗濯機を使用した後は、水道の栓をしっかり閉めて水漏れを防止してください。また、水道の使用料金を確かめることも大切です。

    いつもと変わらず水を使っているのに、急に水道料金が増えていたとしたら家のどこかで水漏れしている可能性が高いでしょう。その場合には、エアコンや室外機が水漏れを起こしている可能性もあるので、家の隅々をチェックしてください。

まとめ

  • 水漏れしたフローリングを張替える場合、当日〜3日以内で工事は終わることが多いでしょう。張替えにかかる費用は、どのような張替えをするか、床材の種類や、範囲などでも大きく異なります。6畳のフローリングを張替える場合、料金は約12万円かかります。

    まずは、水漏れした部分にどのような工事が必要なのか業者に相談してみてください。業者を選ぶときには、何社かに見積り依頼して比較検討することがおすすめです。そうすることで、適正価格で施工する業者や丁寧な説明をする業者を見極められるでしょう。

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