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お風呂の換気扇交換は自力でできる?依頼するときの注意点も

お風呂の換気扇交換は自力でできるのかと考えている人も多いでしょう。換気扇は頻繁に使用する必需品だからこそ、不具合が起きると焦りますよね。

 

ただ、浴室の換気扇は天井に設置されているタイプが多いうえ、工事内容によっては危険を伴います。

 

そこで今回は、お風呂の換気扇交換を検討するタイミングや交換に資格が必要なのかといった疑問などを分かりやすく解説します。交換するときに抑えておきたいポイントにも触れるので、自力で交換するか業者に頼むか迷っている方は参考にしてみてください。

お風呂の換気扇交換を検討するタイミング

  • お風呂の換気扇はどれくらいで交換を検討すべきなのでしょうか。
    ある日突然、作動しなくなって慌てないためにも、交換のタイミングを知っておきましょう。

    ■お風呂の換気扇交換のタイミングは8~10年
    意外と短いと思われるかもしれませんが、お風呂の換気扇交換のタイミングは8〜10年といわれています。

    お風呂の換気扇は電化製品と同様、8年を過ぎると不具合が起きても不思議ではありません。

    とはいえ、15年以上経っても正常に作動している場合もあるので、あくまでも寿命の目安になります。

    一方、お風呂の換気扇の保障は「メーカー保証1年」というケースが多く、ほとんどの場合有償での修理・交換が必要です。

    換気扇交換になるサイン
    換気扇は交換時期が近づくと、以下のような症状が起きるので注視してみましょう。

     キーンという高音がする
     異臭がする
     風量が弱い
     電源が入っていても作動しない
     ファンは回っているが換気されていない

    一つでも当てはまったら、お風呂の換気扇に不具合が起きているサインです。

    ■ ホコリが原因で不具合が起きることも
    換気扇の設置から10年程度で起きる不具合は、ホコリが原因の可能性もあります。
    たとえば、換気扇から擬音や異臭がする場合は、モーターにホコリが絡まっている場合も多いです。

    そのため不具合のサインが起きたら、換気扇のカバーを外し、掃除機やハケなどを使用して掃除してみましょう。

    それでも状況が改善されなければ、部品交換や本体交換を検討しなければなりません。

換気扇の交換に必要な資格は?

  • 換気扇の交換には電気工事士の資格が必要です。換気扇の工事は、配線修理やアース工事などの危険な工事が伴うため、電気工事の知識を持たない人が万が一誤った作業をしてしまうと、事故の原因になり兼ねません。

    新しい換気扇を自分で製品購入するのはアリですが、電気工事だけは有資格者に任せるのが賢明です。

    とくに、天井埋め込みタイプのシロッコファンは工事の難易度が高く、注意が必要です。

    近年はDIYする人も増えていますが、電気工事は法律により有資格者のみが携われることを覚えておきましょう。

    ■自分で交換できる換気扇はある?
    電気工事が伴う場合は、基本的に電気工事資格士の資格が必要ですが、中には自力で交換できる換気扇もあります。それは、窓用換気扇と呼ばれる窓にはめ込むタイプの換気扇で、電源はコンセントです。

    窓の近くにコンセントがあれば、換気扇を組み立てて取り付けるだけなので、作業は簡単に完了します。

    身近な例を上げると、築古のアパートで見かけるプロペラファンは窓用換気扇に該当し、実際に自力で交換する人が多いです。

    ただし、状況によっては簡単に設置できない場合もあり、そのようなときは安全性や確実性から電気工事専門の業者に依頼することをおすすめします。

お風呂の換気扇を交換する時に抑えておきたいポイント

  • お風呂の換気扇を交換する際、失敗や後悔するのは避けたいものです。この章ではお風呂の換気扇を交換するときに抑えておきたい3つのポイントをお伝えします。

    ■お風呂の換気扇は多機能付もある
    お風呂の換気扇を交換する際は、既存の製品よりもグレードアップする方法もあります。

    たとえばお風呂が寒いときは、大規模な浴室リフォームをしなくとも、暖房付き換気扇に変えれば室内が暖かくなります。

    また、タイマーや衣類乾燥機能などが付いていれば、時間設定しながら洗濯物を干すことも可能です。加えて、送風機能付きの換気扇は、冷房と違い室内が冷えすぎないなど、暮らしやすさがアップするでしょう。

    このように換気扇を交換する際は、ただ交換を検討するのではなく、多機能付きの製品も視野に入れるのがおすすめです。

    ■予期せぬ工事が発生することも
    お風呂の換気扇交換には、予想せぬ工事が発生することもしばしばあります。
    とくに、既存製品よりも大きいタイプや多機能付の換気扇へ変えるときは、追加工事になる場合が少なくありません。

    たとえばコンセント増設工事の他、既存配線の劣化の修理などが発生すると、どうしても工事は高額になりがちです。

    業者に依頼する際は、予期せぬ工事が発生する可能性がある旨をきちんと説明してくれるかどうかもポイントになります。

    ■修理よりも交換の方が費用を抑えられる場合も
    換気扇の設置から10年に満たない場合の故障は、部品の交換や修理で対応できる場合もあります。ただ、修理後に他の箇所に不具合が起きて、結局は交換になってしまうケースも少なくありません。また、修理を繰り返すことによって、費用が割高になってしまうこともあります。

    そのような背景から、換気扇は寿命の目安に差し掛かったら、修理よりも交換を検討するのがおすすめです。

    もし、修理なのか交換なのか判断に迷ったときは、速やかに業者に相談しましょう。

お風呂の換気扇交換を業者へ依頼するのもアリ

  • お風呂の換気扇交換は、タイプによっては自力で交換するのもアリですが、電気工事は電気工事士のみが携われます。そのため、お風呂の換気扇工事をするときは、有資格者が在籍している業者に依頼するのが賢明です。

    ただ業者によって費用が異なるため、ある程度の費用相場を事前に把握しておくのがよいでしょう。

    ■業者に依頼した場合の費用相場
    お風呂の換気扇交換を業者に依頼する際の費用相場は、3万円~25万円です。

    既存製品と同じ種類の交換であれば、工事費込みで1.5万円〜3万円。工事費には既存製品の撤去・廃棄費用3,000円〜5,000円含まれています。

    一方、浴室暖房換気扇や衣類乾燥機付きなどの換気扇に交換する際は、15万円〜25万円程度が相場です。ただ、天井の状態によっては、補強工事が必要になる可能性もあり、その場合は30万円を超える工事になる場合もあります。

    なお、モーターや電源の接触不良、ファンなどの修理の場合は、工事費込み1万円〜3万円程度です。

    浴室の換気扇に不具合が起きたら、部品交換や小さな修理で済む場合もあります。
    しかし換気扇の設置から10年以上経ったら、内部にカビが発生している可能性も高いため、できれば交換を検討しましょう。

まとめ

  • 今回は、お風呂の換気扇を自力で交換できるのか、業者に依頼するときの注意点などを解説しました。使用頻度が高いお風呂の換気扇の寿命は、8〜10年が目安です。年数や不具合の症状によっては、掃除すれば問題なく作動する場合や、部品交換やちょっとした修理で直る場合もあります。しかし、10年過ぎたら、余計な費用をかけないためにも交換を検討するのがおすすめです。

    またお風呂の換気扇は、危険な作業が伴うため、法律上電気工事士の資格が必要になっています。とくに、天井埋め込み型タイプのシロッコファンは、業者に依頼するのが一般的です。
    安全性と確実性をお考えの方は、ぜひ安心して任せられる業者に依頼しましょう。

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