ウォシュレットを自分で交換するときの注意点！ -かながわ水道職人 -神奈川県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

ウォシュレットがどのような状態になったときに交換が必要なのでしょう。

ここではウォシュレットの交換タイミングと、よくある故障の症状についてご紹介します。

水漏れトラブル
ウォシュレットが水漏れを起こすようであれば交換を検討しましょう。

一言で水漏れといっても、漏れている箇所によって対処方法が違いますのでそれぞれ解説します。

ウォシュレット外部のジョイントが緩んでいる場合には、交換は不要でレンチなどを使ってきつく締め直せば大丈夫です。それ以外のパッキンやボルトの故障、その他の消耗品部分の経年劣化の場合には、交換や修理が必要になります。

そのような場合には専門業者に修理や交換の依頼をしましょう。

まずは水漏れの原因箇所を特定してから対応するようにしてください。

洗浄機能の故障（水が出ない、止まらない、ノズルが出ない）
洗浄機能に不具合があり、水・温水が出なくなる、止まらなくなるなどの場合には、まずは交換をする前に電源を抜き、再度挿してみて正常に作動するかを確認してください。

一時的なエラーであれば再起動で元に戻ります。水を出す線が断線している場合には、再起動でも状況は変わりませんので、交換を検討しましょう。

水や温水は出るがノズルが出てこないという症状もあるかもしれません。ノズルにゴミが溜まっていて動けなくなっている場合には、ノズルを掃除すれば作動するはずです。

しかし、ノズルの駆動部分が故障しているようであれば、自力ではどうにもなりません。専門業者に交換の依頼をしましょう。

温度調整の故障（※お湯にならない、便座が熱くなりすぎる・冷たい）
本来であれば温かい洗浄液が出るはずが冷水のままという場合には一度再起動してみましょう。先ほど同様一時的なエラーであれば再起動で解決できます。

再起動後も水は出るのにお湯は出ないという状況であれば、お湯を作る部分の断線の可能性があります。こちらも業者へ交換の依頼をしましょう。

便座の温度が熱すぎる・冷たすぎる場合にはまず温度設定を確認してみましょう。こちらが正常であれば、節電モードの確認、長時間座り続けていないか、便座カバー使用の有無を確認してみてください。それでも以上の場合には再起動してみましょう。

この方法を試してみて変化がなければ、制御基板・温度センサーなどの故障、ヒーターのコードの断線が考えられます。専門業者に交換の依頼をしましょう。

センサーの故障 ※センサーに反応しない
ウォシュレットが反応しなくなったときには、電源が入っているかの確認や「切表示」ランプが点灯していないかの確認をしましょう。「切表示」が点灯していればリセットボタンを押して切表示を消しましょう。

それでも点灯したままなら漏電している可能性があります。

切表示ランプが点灯していなければ「運転ランプ」を確認してください。消えていればスイッチを押して点灯させましょう。

それでも点灯しない場合には、本体がベースからずれている可能性があります。一度ベースから完全に外してはめ直してください。

上記の方法を試してみて変化なければ、自分で機械部分には触れず専門業者に対応してもらいましょう。

ウォシュレットが故障すればもちろん交換が必要になります。

一般的に言われているウォシュレットの耐用年数は7~10年です。使用環境や製品によって異なりますが、耐用年数を大幅に超えて使用している場合には交換を検討した方が良いかもしれません。

そして多くの製品では10年前後で部品の生産が終了します。生産が終了している部品は破損しても修理できなくなるため、新品への交換が必要になります。

また、耐用年数が経過していなかったとしても、先述の異常が発生した場合には業者に依頼して、修理もしくは交換をしてもらってください。

考え方を変えて、耐用年数くらい使用したら故障していなくても買い替えるということもおすすめです。7~10年経てば最新のウォシュレットの性能は素晴らしいものに変化していることでしょう。

長年使用していれば汚れや付着したゴミによって稼働効率が悪くなっていることも考えられます。最新の性能では節電・節水効果が優れているなど、長期的に見て節約できる製品がたくさんあります。

ウォシュレット自体が消耗品のため、先を見越して最新製品に買い替えることも一つのおすすめの手段です。

ウォシュレット交換の状況によって発生費用が異なるため、一概にいくらということはできませんが、目安としての料金をご紹介します。

温水洗浄便座交換の場合には、合計で25,000円程度が目安です。基本料金として3,500～5,000円、温水洗浄便座の交換が15,000～20,000円程度、軽作業で5,000円程度と考えるとよいでしょう。

ここでご紹介した費用はあくまでも一例です。業者に交換を依頼する際にはしっかりと見積もりをしてもらいましょう。

ウォシュレット交換は自分でできる？
ウォシュレットの交換が自分で行うことが可能です。

ウォシュレット交換を自力で行う際には、以下の道具を準備しましょう。プラスドライバー、便座外し工具、レンチ、プライヤー、バケツ、新しいウォシュレットです。

かかる費用としては新しいウォシュレットくらいで、業者に依頼するよりも安く済みます。ウォシュレット以外はもともと自宅にあるようなもので交換可能です。

交換するウォシュレットを購入する際には注意が必要です。まずは便座のサイズに合う製品かどうか確認して購入しましょう。

もともと設置されていた型と同様のものがあれば、簡単に交換することが可能です。しかし、これまで使用していたものが廃盤となっていれば、交換可能かどうかを慎重に確認して選びましょう。

このように自分で交換すれば非常に安く済ませられますが、注意点があります。自信がない方は、速やかに専門業者に依頼しましょう。

今回はウォシュレットが故障したときの症状とその原因、ウォシュレットを交換すべきタイミング、そして交換する際の費用を業者依頼と自力交換の場合でご紹介しました。

毎日使用しているとウォシュレットは故障し交換が必要になります。急に使えなくなることは避けたいですよね。耐用年数は7～10年でしたので、そのくらいの期間使用したなら交換を検討しても良いことでしょう。

業者に依頼すれば高くついてしまいますが、自力交換であれば比較的安く済みます。

自分でできそうであれば自力交換に挑戦してみてください。また、故障かなと感じたら、今回ご紹介した解消方法も試してみてください。