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浄水器の水漏れが気になる!原因と対処方法を蛇口別に解説!
「蛇口と浄水器の結合部から水漏れしている」「長く使用している浄水器が水漏れしているけど修理するべきか分からない」など、浄水器の水漏れに悩んでいる方は多いかもしれません。
そこで今回は、浄水器が水漏れした時の原因と対処方法をご紹介します。浄水器の水漏れは蛇口によっても異なるため、蛇口の違いも詳しく解説しています。この記事を読んで、浄水器の水漏れの対処に役立ててください。
浄水器の種類
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浄水器には大きく2種類があります。それぞれどんな浄水器でどんな特徴があるかご紹介します。水漏れの対処法も異なるので、ご自宅にある浄水器がどちらのタイプか確認してください。
■蛇口直結型
蛇口直結型は、蛇口に直接つけるタイプの浄水器です。ネット通販やホームセンターなどで簡単に購入することができ、取り付けも簡単です。
蛇口直結型は、ろ過できるフィルターサイズが小さく、ろ過できる水量が少ないことがデメリットです。また、定期的な交換が必要になるため、取り換えが面倒と感じる方は多いかもしれません。
■ビルトイン型
ビルトイン型は、キッチンのシンク下にカートリッジの置き場を作るタイプの浄水器です。蛇口直結型よりも多くの量を浄水可能です。蛇口直結型と比較すると、カートリッジの交換は少なく済むため、長く使用することで費用を抑えることができることが魅力です。
ビルトイン型は設置に時間と工事が必要で、工事費用も含めると初期費用が高額になることがデメリットです。修理費用も高額になる可能性があります。
浄水器の水漏れの原因と対処方法
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浄水器の水漏れの原因は、浄水器の種類によって分けることができます。対処法も詳しく説明します。
■蛇口直結型の原因と対処方法
まず、蛇口直結型の水漏れの場合です。蛇口直結型は蛇口と浄水器の接合部の締め付けが緩んでいること、パーツの劣化が主な原因です。蛇口からの水が浄水器のカートリッジを通って浄水される単純な仕組みであるため、原因も特定しやすいでしょう。
設置から時間が経つと締め付けが緩んでいきます。この場合は、コックやリングを締めなおしましょう。もしパーツが割れていた場合には、パーツを交換してください。
一方で新品の浄水器であるがゆえに、水漏れが発生することもあります。水が馴染むまでに時間がかかってしまうことが原因です。
この場合は、時間が経てば水漏れせず、使用することができるようになります。パーツがしっかりと締まっている場合は、少しの間様子を見てもいいかもしれません。
また、パッキンの劣化が原因の場合もあります。パッキンは消耗品であるため、経年劣化していきます。リングやコックを締めても水漏れが改善しなければ、パッキンの劣化の可能性があります。パッキンにサビがついているなど劣化が顕著な場合は交換が必要です。
さらに、浄水器のカートリッジにごみなどの不純物が溜まり、水漏れが発生することがあります。適切な使用期間を超えて使用していると、浄水機能も低下します。
蛇口直結型は、種類やメーカーにもよりますが、4か月から半年が交換の目安です。適切な使用期間を確認し、定期的に交換することをおすすめします。
■ビルトイン型の原因と対処方法
ビルトイン型は、部品の劣化やカートリッジの消耗が原因の可能性が高いです。
蛇口からの水漏れはスピンドルという部品が原因の場合があります。スピンドルはクォーター上部とも呼ばれています。ネット通販などでも購入することができますが、クォーター上部という名前で販売されています。
スピンドルは自力でも交換することが可能です。交換する手順は、止水栓を止め、ノズルのレバーキャップを外しましょう。ネジを緩めてからレバーを取り外します。内部にあるロックナットも外して新品と交換しましょう。ロックナットを外すときにはスパナやモンキーレンチがあると便利です。
中にあるスピンドルを外して新品と交換し、十分に締め付けます。この際に緩んでいると、水漏れの原因になるのでしっかりと締めましょう。先ほどとは逆の手順でロックナットをつけ、ネジを閉めてレバーを付けます。キャップを戻したあと、止水栓を開き、水漏れがなければ修理完了です。
蛇口からの根元から水漏れしている場合は、ノズルに原因があることが多いです。ノズルを交換することで、修理することができます。ノズルの修理は簡単です。ノズルを回すと簡単に外すことができるので、古いノズルを新品と交換しましょう。
スピンドルやノズルは、浄水器のメーカーによって修理の方法が異なる場合があるので注意が必要です。取り扱い説明書などを参考にして、外し方を確認してみてください。
カートリッジにごみなどの不純物が溜まり、水漏れが発生する場合もあります。ビルトイン型は、蛇口直結型と比較すると直すことが難しいです。ビルトイン型は、1年前後使用することができます。
使用期間が短い場合は、新しいものと交換するよりも修理したほうが安くなる可能性があります。
自力で修理できない場合は業者に依頼するべき?
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蛇口直結型を使用しており、普段からDIYなどを自分でする方は、自力で修理してみてもいいかもしれません。主にパーツの締め直しや交換で水漏れが改善することが多いので、比較的自力で修理しやすいです。
一方ビルトイン型は、内部の仕組みが複雑です。スピンドルやノズルの交換などは自力でできることもありますが、誤った修理方法や部品を間違えると、水漏れが悪化する可能性があるので、注意して修理するようにしてください。
また、原因が特定できない場合や、カートリッジの不具合など自分で直すことが難しいと判断した場合は、業者に依頼したほうがいいでしょう。
さらに、蛇口を締めても水がでている、交換部品の品番が分からないといった場合は、自力で修理せずに業者に頼んだほうが安心して修理を任せられます。蛇口の水漏れを放置していると水道代が上がるリスクもあります。水漏れがひどい場合などは、できる限り早めに業者を呼んで対処したほうが良いでしょう。
シンクの水漏れだけでなく、床などに水漏れが広がってしまうと近所トラブルなどに発展する可能性もあります。取り返しのつかない事態を防ぐためにも、早めの依頼が大切です。
業者に依頼する場合の費用相場
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蛇口直結型で業者に依頼した場合の費用の相場は、10,000円~14,000円です。蛇口直結型かスピンドル型か、水漏れの状態、交換する部品によっても変わります。修理を依頼した場合には、部品代も修理だと別に費用が掛かる点は知っておきましょう。
しかし、ビルトイン型は70,000円~100,000円ほど費用が掛かることがあります。ビルトイン型はメーカーにもよりますが、約15,000~20,000円でカートリッジを購入できます。よって修理するよりも安価になる可能性も高いので、交換も検討しましょう。
業者に依頼するときには、複数の業者に見積もりを取ることが重要です。1社のみで決めてしまうと高額な費用を請求されることもあります。
ビルトイン型は特に高額になるため、電話などで水漏れの状況をしっかりと説明し、修理の方法などを説明してくれる業者を選んでください。ホームページや口コミなども非常に参考になると思います。
まとめ
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今回は、浄水器から水漏れしている場合の原因と対処方法をご紹介しました。浄水器の種類によって対処方法が異なります。ご自宅にある浄水器の種類を確認してみてください。
蛇口直結型は、自力で修理もできますが、ビルトイン型は自力で修理が難しいこともあると頭に入れておきましょう。
浄水器は定期的に交換が必要なため、交換も検討しながら修理するかどうか判断してください。業者に依頼する場合は、複数の業者を比較検討して業者を選びましょう。