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トイレ
2階のトイレを流すと1階のトイレで逆流!つまりが原因?対処方法をご紹介!
一戸建ての住宅で2階と1階にそれぞれトイレがある住宅も多いと思います。水があふれてきた場合、どうすればいいのか分からないと慌ててしまいますよね。
この記事では、2階のトイレを流すと1階のトイレで逆流する原因と対処法をご紹介します。対処方法は自分でできることもあるので、お悩みを解消できると思います。ぜひ参考にしてみてください。
目次
2階のトイレを流して1階のトイレが逆流したときに考えられる原因とは?
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2階のトイレを流して1階のトイレが逆流したときに考えられる原因は主に、メインの排水管に問題があることが多いです。2階のトイレは逆流せず、1階のトイレだけが逆流することがほとんどです。これは建物の排水構造が関係しています。
2階と1階のトイレはどちらもメインの排水管を使用するため、2階のトイレを流すと1階のトイレで逆流することがあるのです。
では、なぜメインの排水管を共有していると逆流するのか、建物の排水構造を詳しく解説します。
■建物の排水構造
2階建て以上の建物は一戸建て住宅のみならず、マンション・アパートであっても2種類の排水管が通っています。ひとつがメインの排水管で、建物全体の排水をするために使用するものです。2階建てであれば2階から1階を縦に、地中から下水までつながっています。
そしてもう一つが、メインの排水管から伸びて補助的な役割をするサブの排水管です。2階のトイレや洗面台などに個別につながっています。木の枝のように、別の場所にあるけれども最終的に一本の幹につながっているイメージを持つといいでしょう。サブの排水管は、最終的にメインの排水管を通って下水に流れます。
つまり、メインの排水管が詰まると建物全体で水が流れにくくなります。2階と1階のトイレを同時に流すと、より逆流する可能性が高まります。
トイレが詰まってしまうのはなぜ?
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トイレが詰まるのは、排水管が詰まり、排水がせき止められていることが考えられます。詰まっているトイレの箇所から詰まっている排水管を推測できます。
詰まりが発生していると異音が聞こえることがあります。普段と何か違うなと思ったら、業者に問い合わせてみるのもいいかもしれません。
1階のトイレだけが詰まっている場合はメインの排水管、2階のみの場合は、サブの排水管が原因のことがほとんどです。また、両方同時の場合は、排水桝の詰まりが原因の可能性があります。
排水桝は家の排水が通り、不純物が下水道に流れていくのを防止する場所です。排水桝は大雨がなどで詰まりを引き起こします。排水桝の水位が増すと水が流れなくなるのです。
雨が止めば自然と水位が下がり解消されることも多いですが、大雨が続くケースなどは水位が上昇し、水が流れなくなります。また排水桝に不純物が溜まると、排水口から逆流することもあります。
定期的に掃除することで排水桝が原因の詰まりは解消することができるでしょう。一戸建て住宅であれば、トイレやお風呂など、それぞれの近くに設置されているので確認してみてください。
逆流を防ぎたい場合は、水を入れたごみ袋で便器にフタをすることで防ぐことが可能です。ほかの場所から逆流することもあるので、お風呂場や洗濯機などそれぞれフタをすると安心できるでしょう。
一時的にトイレやお風呂がつかえなくなることは考えられますが、大雨などで逆流が発生するとパニックになる可能性が高いでしょう。また、業者に依頼しても、ほかの依頼者の関係ですぐに来てくれないこともあるので、念には念を入れて対処しておくと安心です。
1階のトイレが逆流したときに自力でできる対処法
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ここでは自力でできる対処法を2つご紹介します。
自力で対処できるのは、水に溶ける製品の詰まりが原因と考えられる場合です。具体的にはトイレットペーパーを多く使用したときなどを想定しています。
時間を置けば解決することもありますが、時間が経っても解決しない場合に対処法を試してみましょう。
1つ目は、お湯を使用する方法です。40℃前後のお湯を便器内に流すことで詰まりが解消することがあります。便器にお湯を入れて水位が低くなったら、お湯を入れることを2~3回繰り返しましょう。
お湯を入れてから1時間程度放置し、詰まりの原因をふやけさせてから、バケツから水を流してください。水に溶ける製品であれば詰まりがなくなります。
2つ目は、洋式用のラバーカップを使った方法です。水かさが低い場合はペットボトルやバケツなどで水を足してください。便器の半分ほどが目安です。ビニール袋にラバーカップの柄が入る穴を作り、ラバーカップを通しましょう。
ラバーカップを排水溝に限界まで押し込んだら勢いよく引きます。この際ビニール袋は便器全体を覆うようにします。万が一あふれ出すことを防ぐためです。平常の水位に戻るまで複数回繰り返し行ってください。
トイレの詰まりを解消するために熱湯を流す方がいますが、熱湯を流すことはやめましょう。ひび割れや損傷ができ、そこからさらに水漏れが発生することがあります。
便器にひびが入ると、便器を交換することになり、別途交換の費用が掛かります。くれぐれも注意してください。
自力で対処が難しい場合は業者に依頼しよう
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自力での対処が難しい原因もあります。詰まりの原因が2つのどちらかに該当する場合は、自力で無理に対処せず、業者に依頼しましょう。
1つ目は、水を吸収する製品を流してしまった場合の詰まりです。おむつなどの吸水性があるものを流すと製品が吸収して膨らみ、排水管を塞ぎ、詰まる原因になります。
手前で詰まっている場合は取り出せる可能性もありますが、目に見えない場所で詰まっていると考えられる場合は自力で取り除くことは難しいです。無理やり直そうとすると、便器や排水管を損傷させてしまい、業者に依頼した時の修理費用が上がってしまうことも考えられます。
先述した対処法を試してみても、改善されず、原因が特定できない場合は業者に依頼したほうが良いでしょう。
2つ目が、固形物のつまりです。鍵や財布、スマートフォンなどの固形物を誤ってトイレに流してしまうこともつまりを発生させる原因になります。
運が良ければ詰まらずに排水桝まで流れていくこともあります。小さな固形物であっても、詰まり方によっては排水を妨げるので、詰まりの原因である可能性は十分に考えられます。
固形物を流してしまったと思い当たる節がある、詰まっていて水を流すと逆流しそうなどと感じた場合は、放置すると固形物が排水管を傷つける恐れがあります。できるだけ早く業者に依頼するようにしましょう。
業者に依頼するメリットは、何よりも詰まりが早期に解消することです。自力では何が原因か分からなくても、業者に依頼することで、つまりの原因を突き止め、詰まりを解消してくれるでしょう。
電話やメールで問い合わせができる業者も多いです。水がすでに溢れているなど、急ぎの方は電話で見積もりをとることができる業者だとスムーズに修理を依頼できると思います。一概には言えませんが、深夜と早朝の依頼は避けておいたほうが良いかもしれません。深夜・早朝料金を上乗せしている業者もあります。
原因が分かれば、定期的な掃除を行うことで逆流を防ぐことができる場合もあります。詰まりを放置すると、トイレが故障するだけでなく、便器内の水や汚物が逆流する危険性と常に隣り合わせになります。
逆流したトイレの掃除はかなり億劫になりますよね。お子様がいるご家庭などでは、汚物を触ってしまうと、その細菌から病気につながるリスクもあります。
まとめ
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今回は2階のトイレで水を流した際に1階のトイレで逆流した時の原因と対処法をご紹介しました。トイレの詰まりの原因と、どこの排水管で詰まっているかを考えてみてください。紹介した対処法を試してみて、詰まりが解消されなければ業者に依頼しましょう。
トイレは毎日使用するものです。2つあるはずのトイレが片方使用できなくなると、朝の準備期間などで不都合が生じると思います。
業者に依頼する場合は複数の業者に見積もりを取って料金や、到着までにかかる時間を比較検討することが大切です。「水道局指定業者」と言われる県の認可を受けている業者などもあるので、選ぶ基準にしてみてもいいでしょう。