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コラム

水回り

ゴムパッキンとは?使用用途や劣化原因、交換方法について解説

さまざまな部品や場所に設置されることの多いゴムパッキン。中には食品品質を保つため、食品の瓶に取り付けられているものもあります。

多くのシーンで見かけることの多いゴムパッキンですが、その主な使用用途や劣化原因についてご存じの方は極めて少ないのが現状です。本記事ではゴムパッキンの使用用途や劣化する際の主な原因、ゴムパッキンのお手入れ方法についてご紹介します。

ゴムパッキンとは?どんな場所に使われる?

  • 私たちの身の回りには、さまざまなゴムパッキンが使われています。たとえば、水周りであれば蛇口にもゴムパッキンが取り付けられています。


    蛇口にはさまざまな金属が取り付けられ、給水や止水をする仕組みですが、金属同士が擦り合わさると、どうしても金属特有の音が鳴ってしまいます。毎日使う場所だからこそ快適に使えるよう、ゴムパッキンを金属と金属の間に挟み、金属音を防いでいます。


    ほかにも水のような液体は隙間があるとすぐに漏れてしまいます。この場合も、シャワーや蛇口などの水周りにゴムパッキンを付けて密閉させ、水漏れを防いでいるのです。


    自動車であればオイル漏れを予防したり、ガス管であればガスが漏れ出ないようにしたりなど、私たちの生活には欠かせないのがゴムパッキンと考えられるでしょう。

ゴムパッキンの劣化原因

  • 毎日使う道具や部品、製品や水周りなどに用いられるゴムパッキンですが、使用による経年劣化以外にも劣化しやすい原因が5つあります。


    油、ガソリンなど
    ゴムパッキンの劣化につながる原因の一つが、油やガソリンです。耐油性に優れたゴムパッキンであっても、長時間触れ続けると縮んだり膨張したりする可能性があります。


    ガソリンや溶剤などの流出や汚物の侵入を防ぐために用いられるゴムパッキンは、耐油性のほか、耐薬性や耐溶剤性にも優れたゴムパッキンを取り付けるのが有効です。


    温度
    耐熱性に優れていても、長時間高温に触れてしまえば劣化するゴムパッキンもあります。もともとゴムは熱に弱い性質であることから、耐熱性に優れたゴムを研究して生成しています。


    しかし、ゴムの性質上、どれだけ耐熱性であっても、長時間、または長期間高温の場所に放置してしまえば、硬化や亀裂、粘着する場合があります。


    このような劣化が見られたゴムは、温度が下がることで形状が変化したり硬化したりするため、劣化する前と同じように使うことはできません。



    合成ゴムが多く存在する昨今ですが、どうしても水に触れてしまうと膨張したり形状が変化したりするゴムもあります。長時間ゴムに水を触れさせてしまうと、切れやすくなることもあるので、水に触れたゴムは使用しないよう注意しましょう。


    オゾン
    どのようなゴムであっても、オゾンには弱いといった特徴があります。直射日光にさらしたり、オゾン濃度の極めて高い場所で使用したりするのは、ゴムの劣化が進んでしまうので、注意しましょう。


    どうしても屋外で使用する場合は、耐候性、耐オゾン性に優れたゴムを選んだうえで使用しましょう。


    摩耗
    ゴムの表面に傷を付けたりひっかいたりすると、痛んだ部分から徐々に劣化するゴムもあります。とくに毎日使用する水周りや機械などのゴムパッキンは、目に見えない部分に取り付けられているものの、衝撃などによっては傷をつけてしまい、劣化が進んでしまう場合があります。


    ゴムパッキンはあらゆる部品、機械、場所に取り付けられていますから、劣化を早めないためにも丁寧に取り扱うことが大切といえるでしょう。

ゴムパッキンのお手入れ方法

  • 水周りにおける水漏れのトラブルは主にゴムパッキンの劣化が原因です。ゴムパッキンを劣化から守るためには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。


    ゴムパッキンのメンテナンス方法としては、まず蛇口をきれいに取り外し、石けんカスや泡沫キャップなどに集まった細かなゴミを取り除いた後、ゴムパッキンの状態を確認しながらきれいに汚れを取り除きます。


    重曹スプレーと歯ブラシを使うことできれいに取り除くことができるため、100円均一などで道具を集めてから実施すると良いでしょう。また、カビの発生を抑制するために殺菌を行う際は50度~90度ほどの熱湯に浸けるのも効果的です。

ゴムパッキンの交換方法

  • ゴムパッキンの劣化が見つかったときは、新しい物へと交換しましょう。ゴムパッキンはホームセンターで1,000円ほどの価格で手に入れられるので、現状の型番を確認したのち、ホームセンターで、同様の物を取り扱っているかを確認したうえで交換作業にうつりましょう。ゴムパッキンを交換する際は、水周りの止水栓を閉めてから行います。


    止水栓を閉めたらドライバーなどの工具を使ってパッキンを取り外し、新しい物へと交換しましょう。蛇口にはスピンドルと呼ばれるコマのような部品が取り付けられているので、スピンドルとゴムパッキンを一緒に取り出しましょう。


    新しい物と交換したらスピンドルやナットなどを元に戻して蛇口を取り付け、動作確認をしましょう。正常に使うことができれば交換作業は完了です。


    万が一水漏れが起きるようであれば、スピンドルやゴムパッキンがしっかりと密着していない可能性があります。

ゴムパッキンの交換に不安がある場合は水道業者に相談しよう

  • 蛇口周りのゴムパッキンは、蛇口の構造さえわかればどなたでも交換できます。ただし、DIYの経験がない方や少しでも不安がある方は、最寄りの水道業者に点検と合わせて交換を依頼するのが望ましいです。その際は以下のポイントを軸に水道業者を選ぶと安心です。


    水道業者依頼時は以下のポイントをチェックしよう
    水道業者と一口に言ってもたくさんの業者が軒を連ねています。良心的な業者からいわゆる悪徳と呼ばれる業者まで多く存在しますから、失敗しない業者選びをするためにも以下の5つを軸に検討を進めましょう。


    ・費用相場と比較
    水道業者に蛇口周りのゴムパッキンを交換してもらう場合は、約5,000円~12,000円の修理費用がかかると言われています。修理費用が高額になる理由としては、出張費用や交換作業費用のほか、交通費や時間帯割増料金などがかかると考えられるためです。


    水道業者によっては諸費用が異なる場合があるため、複数の水道業者にゴムパッキンの交換にともなう費用を問い合わせておくと安心です。


    ・アフターサービス
    水道業者に交換を依頼した場合であっても、何らかの原因によっては水漏れが発生したりさらなるトラブルを生んだりする可能性があります。


    そういった場合にアフターサービスのある水道業者を選んでおけば、万が一のトラブルの際であっても、格安料金、または無料で対処してくれる場合があります。できるだけアフターサービスを重視した水道業者を選んでおくことで、後々のトラブルにも備えられます。


    ・口コミ
    水道業者の公式サイトをはじめ、近隣住民や身内などの口コミも参考にしましょう。公式サイトを確認してもイマイチ判断できない場合は知人や身内におすすめの水道業者を教えてもらうのもおすすめです。


    ・実績
    水道業者の公式サイトには、これまでの修理実績などを公開する業者も多いです。どのような作業までを対応するのか、またどのような作業だと定評があるのかを確認しておくのも、失敗しない水道業者選びには欠かせない項目といえるでしょう。


    ・対応速度
    水周りのトラブルが見つかったときは、できるだけ早く対応してもらいたいと考えるものです。そのような場合は「最短30分」など、対応までの時間をアピールする水道業者をチェックすると良いでしょう。

まとめ

  • 本記事ではゴムパッキンの使用用途や劣化原因、交換方法についてご紹介しました。ゴムパッキンはあらゆる場所に取り付けられていることから、私たちの生活には欠かせない部品と考えられます。


    水周りやガス管、自動車など、生活には欠かせない場所にも多く取り付けられるゴムパッキン。劣化などがないかこまめな点検・メンテナンスを心がけ、安心・安全な暮らしを維持しましょう。

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