トイレを流すとゴボゴボ音がする？音がする原因と水位が低い理由について解説 -かながわ水道職人 -神奈川県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

まずは、ゴボゴボ音が発生する原因と水位が低くなる理由について解説していきます。異音が出てしまう原因はさまざまであるため、あらかじめどのような原因があるかを把握していると原因を特定しやすくなります。

ここでは6つの原因を解説していくため、ぜひ参考にしてください。

トイレが詰まっている
ゴボゴボ音がするときはトイレが詰まっている可能性が高いです。異物などがトイレに詰まると水が流れにくくなるため、異音が発生しやすくなります。

特にトイレと排水管の間にあるS字状の配管で詰まりが発生すると、異音が発生しやすくなると言われています。

また、異物以外にもトイレットペーパーによる詰まりが原因でゴボゴボ音が発生するケースもあるため、詰まり自体を発生させないように日頃から気をつける必要があると言えるでしょう。

排水管が詰まっている
排水管の詰まりが原因でゴボゴボ音が発生するケースも少なくありません。水を流した際に、詰まりの影響で滞留した空気がトイレ側に押し出されることでゴボゴボ音が発生するようになっています。

なお、排水管が詰まっているときは水が上手く流れません。そのため「水位がいったん上がった後に下がり、その後は水位が低いまま」という状態が続くというトラブルも併発します。

このように、異音が発生する際には水位が低くなるといった別の問題も発生しているケースが多いため、異音に気づいたらすぐに対策を行う必要があるでしょう。

誘引現象
誘引現象が発生したことが原因で水位が低くなっているケースもあります。排水管に水が流れた際に封水もその勢いに引っ張られて流れてしまう現象となっており、アパートやマンション、水道工事が近くで行われている場所で発生しやすいです。

詰まりのようなトラブルとは異なったいわゆる自然現象であるため、トイレの水を再度流すとすぐに解決できる問題となっています。

なお、どうしても誘引現象を避けたいという場合には、通気管がある排水管を設置すると誘引現象を未然に防げるでしょう。しかし、集合住宅の場合は事前に大家や管理会社に連絡する必要があると言えます。

便器の破損
便器の破損が原因で水漏れが発生して水位が低くなっているというパターンもあります。破損部分から封水が漏れ出してしまった結果として水位が低くなっているため、早急な対応が必要となるでしょう。

この場合、水位が低くなるだけではなく水漏れによって浸水被害などが発生するおそれがあります。そのため、便器の破損を確認したらすぐに便器の交換作業を実施する必要があるでしょう。

なお、この問題は個人での解決が難しいです。したがって、もし便器の破損を確認したらすぐに業者に対応方法を相談することをおすすめします。

排水管の圧力変動
2階以上のトイレでゴボゴボ音が発生しているときは、排水管の圧力変動が原因である可能性が高いです。

2階以上のトイレの水を流すと排水管内の空気も引っ張られて水といっしょに流れていきます。そして、空気が同時に流れていく際にゴボゴボという音が発生してしまうのです。

この現象は排水管の角度などが原因で発生してしまう問題であるため、どうしても気になる場合には大家や管理会社に相談をしてみるとよいでしょう。

雨水の逆流
雨水が排水路に逆流した場合にもゴボゴボ音は発生するでしょう。雨水が逆流する際に排水管内の空気が押し出される現象が発生するのですが、この現象が起きたときにゴボゴボ音が発生します。

特に大雨が降っているときに起こりやすい現象となっており、天候がそこまで悪くない場合には滅多に遭遇しないトラブルです。

この原因によるゴボゴボ音は雨が止むと自然に収まるため、天候が回復するのをじっと待っておけばよいと言えます。

原因について理解したら、次はその対策方法について見ていきましょう。物理的に解決する方法や薬剤を使った方法などさまざまな対処法があるため、ここでしっかりと覚えていくといざトラブルに遭遇したときに冷静に対応できます。

ラバーカップを使う
詰まりが原因でゴボゴボ音がしていたり水位が低くなったりしている場合にはラバーカップを使いましょう。

ラバーカップを便器に押し付けて引っ張り上げれば詰まりの原因物を取り出せるため、ラバーカップを所持している方はすぐにこの対策を実行してみましょう。

なお、ラバーカップを持っていなかったとしてもホームセンターやスーパーなどですぐに購入できるため、持ち合わせていない方でもすぐに手に入るでしょう。

真空式パイプクリーナーを使う
ラバーカップを使っても詰まりを解消できないときには真空式パイプクリーナーを利用してみましょう。ラバーカップと使い方は同じですが、より強力な吸引力を発揮するため詰まりがひどい場合に活躍するアイテムとなっています。

また、ネットショップなどにて数千円ほどで購入できるアイテムなので、気軽に手に入れられるでしょう。

お湯を流す
トイレの排水管にお湯を流し込んでみるのも1つの手段です。特にトイレットペーパーや汚れが詰まりの原因の場合、お湯が詰まりの原因物を溶かしてくれるでしょう。

なお、お湯は90度を超える熱湯を使ってしまうと便器を破損してしまうおそれがあるため、50度程度のぬるま湯を使うようにするとよいです。

また、お湯を使う際に事前に重曹と酢を流しておくと詰まりの原因物が溶けやすくなるため、こうしたアイテムとの併用もおすすめです。

洗剤を流す
パイプクリーナーなどの洗剤を流し込むことでもトラブルを解決できるでしょう。特に汚れによる詰まりに有効な対策となっており、洗剤がしつこい汚れを溶かしてくれます。

また、洗剤を流す際には汚れの性質に対応したものを利用するとよいでしょう。例えば、タンパク質系の汚れであればアルカリ性の洗剤を利用すると汚れを取り除きやすくなります。反対に尿石のような汚れであれば酸性の洗剤を利用するとよいでしょう。

業者に依頼する
便器の破損といった問題が原因でトラブルが発生している場合には業者への依頼を検討しましょう。

こうした原因のよるトラブルは個人では解決できないものがほとんどであるため、プロの力を借りるのが賢明と言えます。

また、無理に個人で解決しようとするとかえって状況を悪化させかねないため、こうした観点から考えても業者に頼るのがよいでしょう。

トイレからゴボゴボ音がしたり水位が低い状態が続いたりすると不安になってしまいますが、原因と対策方法をしっかりとおさえていれば冷静に対応できるでしょう。

ラバーカップの利用やパイプクリーナーの活用などで個人でも問題なく解決できるトラブルであるため、焦らずにやるべき対策を1つ1つ実行していくことが大切です。

なお、個人での対応が難しいと感じたときには、すぐに業者に依頼しましょう。プロの視点で原因をすばやく特定して迅速にトラブルを解決してくれるはずです。