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トイレ
トイレ修理で高額請求のトラブルを避けるためには?業者選びのポイントや対処法を解説
自宅のトイレが急に壊れた場合、業者に修理を依頼することがあるかと思います。
ただ、業者にトイレ修理を依頼して高額請求されたらどうしよう…と不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、トイレ修理において高額請求トラブルを避けるための業者選びのポイントを解説します。
実際に高額請求を受けた場合の対処法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
トイレ修理における高額請求に関するトラブル例
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トイレ修理における高額請求のトラブルは、自分には関係ないと考える方もいますが、実際には多くの高額請求トラブルが起きています。
ここでは、実際に起きたトイレ修理における高額請求トラブルの事例を3つ確認していきましょう。 -
1.広告と異なる料金で55万円の高額請求を受ける
夜に自宅のトイレが詰まり、インターネット広告で「料金390円から」と書かれている業者に修理を依頼し、男性作業員2名が自宅に来た。10分程度作業するが問題は解消されず、「便器を外して排水管を確認したい」という作業員からの提案に同意する。その後も、「汚れをとるための通貫作業」や「詰まり予防の薬剤塗布」の提案に同意し、全ての作業は30分程度で完了する。トイレの詰まりは解消したが、作業終了後に約55万円の請求を受けた。
参考: 独立行政法人国民生活センター -
2.次々に作業方法を提示され結果的に50万円を超える高額請求を受ける
自宅のトイレが詰まり、広告に「修理料金は数百円から」と書かれている業者に修理を依頼した。試した修理方法ではトイレの詰まりが解消されなかったため、作業員から別作業の提案を次々に受け、了承する。広告には数百円からと書かれていたはずが、結果的に50万円を超える高額請求を受けた。
参考: 独立行政法人国民生活センター
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3.事前説明なく35万円の高額請求を受ける
夜、自宅のトイレに「流せるトイレシート」が詰まったため、ネットに記載されている修理料金が安い業者に修理を依頼した。事前に詳しい説明はされず、1時間半程度の作業で最終的に35万円の修理料金を請求された。
参考: 東京都練馬区
トイレ修理で高額請求されてしまう原因
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トイレ修理において、高額請求に関するトラブルが発生するのはどうしてなのでしょうか。
ここでは、トイレ修理において高額請求される主な原因を2つ解説します。 -
焦って冷静な判断ができなくなってしまうため
1つ目の原因は、焦って冷静な判断ができなくなるためです。
トイレは使用頻度が高く、使えなくなると困るため、焦って冷静な判断ができずに高額請求に納得してしまうケースが多くあります。
「小さな子どもや高齢者がいる」「トイレを借りられる場所が近くにない」「賃貸で他の入居者に迷惑がかかる」などの理由から、修理費用が多少高額だと感じても、仕方がないと諦めて料金を支払ってしまうのです。
焦る心理状況を分かった上で「早く対処しないと水だらけになる」「明日まで修理を待っていたら他の問題が発生するかもしれない」などと不安を煽る業者もいるため、余計に焦ってしまい高額請求につながりやすくなります。 -
事前に見積もりをしていないため
2つ目の原因は、事前に見積もりをしないためです。
トイレ修理に関わらず、業者に何か依頼する場合は、複数業者で相見積もりを取る必要があります。
しかし、トイレ修理は素早い対応が求められるため、相見積もりを取らずに1社のみに依頼してしまうケースが多いのです。
また、作業前に見積もりの詳細を確認しない場合も、高額請求の原因になりかねません。
「他の作業が必要になるかもしれないため、作業終了後に請求する」などの言葉を鵜呑みにして見積もりをせずに作業を承諾すると「修理してもらったから」と作業後の高額請求を断りづらくなります。
高額請求トラブルを避けるための業者選びのポイント
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トイレ修理における高額請求のトラブルを回避するには、適正価格で修理してくれる業者を選ぶことが大切です。
ここでは、トイレ修理の業者選びにおいて、依頼前と自宅訪問時に気を付けたいポイントを紹介します。 -
依頼前に気を付けるべきこと
トイレ修理の業者選びで、依頼前に気を付けたいポイントは、次の4つです。
●安すぎる修理費用を提示する業者は避ける
●水道局指定工事店の業者を選ぶ
●会社の情報が分かりやすい業者を選ぶ
●複数の業者で相見積もりを取る
それぞれのポイントについて、詳しく紹介します。 -
安すぎる修理費用を提示する業者は避ける
ネットの広告などで「トイレ修理は数百円から!」などと記載されていると、つい依頼したくなりますが、非現実的な修理費用をうたう業者は危険です。
最低金額が他の業者より安くみえても、作業料金やオプション料金が加わると、結果的に相場よりも修理料金が高くなる可能性があります。
修理料金の安さはもちろん大切ですが、記載してある料金にどのような項目が含まれているのかを、事前に確認してから依頼しましょう。 -
水道局指定工事店の業者を選ぶ
水道局指定工事店を優先的に選ぶのも、業者選びにおいて重要なポイントのひとつです。
水道局指定工事店とは、水道法によって定められた給水装置工事ができる業者を指します。
上記事業者に該当しない場合は、軽いトイレ詰まりの解消など、簡単な作業しか対応できません。
そのため、特にトイレ故障の原因が分からない場合は、水道局指定工事店を優先的に選ぶのがよいでしょう。 -
会社の情報が分かりやすい業者を選ぶ
広告やホームページの会社情報が分かりにくい業者にも、注意が必要です。
会社名や所在地、電話番号などが記載されていない業者は、高額請求などのトラブルが発生した場合に連絡が取れなくなる可能性があります。
業者に依頼する際は、サービスの内容や料金だけでなく、会社情報がきちんと記載されている業者を選んでください。
特に初めて名前を聞くような業者の場合は、ホームページで会社情報を確認しておくと、安心して修理を依頼できます。 -
複数の業者で相見積もりをとる
依頼する業者を選ぶ際は、1社だけでなく複数業者で見積もりをとって比較するのも大切です。
1社のみで修理の見積もりを行うと、修理料金が適正なのか判断ができません。
そのため、複数業者で相見積もりをとり、適正価格で修理してもらえる業者を選びましょう。
相見積もりの際は、業者の対応や、見積書の内訳が詳しく書かれているかなどもチェックしておくと、高額請求でのトラブルを回避しやすくなります。 -
業者の訪問時に気を付けるべきこと
トイレ修理の業者選びで、業者が訪問した際に気を付けたいポイントは、次の4つです。
●修理料金が分かりやすい業者を選ぶ
●契約を急かす業者は避ける
●社員証や名刺を提示しない業者は避ける
●意味のない追加工事は断る
それぞれのポイントについて、詳しく紹介します。 -
修理料金が分かりやすい業者を選ぶ
業者に見積もりを依頼した際、修理料金の詳細が書かれていなかったり、不必要な作業が含まれていたりする見積書には注意が必要です。
そのような業者は、費用をごまかしたり、不要な作業を追加で行ったりして、高い修理料金を請求しようとしている可能性があります。
作業を行ってもらう前に見積書を確認し、修理料金や作業内容が分かりやすい見積書を提示してくれる業者を選びましょう。 -
契約を急かす業者は避ける
契約を急かす業者にも要注意です。
「すぐに修理しないと状況がどんどん悪化する」「今日中に料金を支払えば、〇万円安くする」などと契約を急かされ、焦って契約してしまう可能性があります。
一刻も早く修理してもらいたいと焦るかもしれませんが、少しでも疑問を感じた場合はその場で契約せず、勇気を持って断りましょう。 -
社員証や名刺を提示しない業者は避ける
トイレ修理に関わらず、訪問時は依頼主に社員証や名刺を提示するのが一般的です。
こちらからお願いしても提示しない場合は、自身や会社の情報を隠しているかもしれません。
社員証や名刺の提示がない場合、自宅には入れずその場で修理を断ってください。 -
意味のない追加工事は断る
追加工事が一概に悪いわけではありませんが、追加工事を提案された場合は注意が必要です。
必要のない修理を行い、高額料金を請求されるおそれがありますので、不要だと感じた場合は追加工事を断りましょう。
ただし、トイレ修理に関する知識がない場合は、どの工事が不要か判断できないかもしれません。
万が一、本当に追加工事が必要だとしても1社のみでは適正料金かが分からないため、その場で承諾するのではなく、業者には一度帰ってもらい他の業者に見てもらうようにしてください。
高額請求された場合の対処法
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いくら業者選びの際に気を付けていたとしても、高額請求でトラブルになる可能性は十分にあります。
実際に高額請求においてトラブルになった場合に焦らないように、対処法を知っておきましょう。 -
修理内容と費用内訳の詳細を確認する
作業後に高額請求を受けた場合は、修理内容と費用の内訳を確認することが大切です。
どの作業にどれだけの費用がかかったのかを、支払う前にきちんと確認しておきましょう。
「作業をしてもらったのに支払いを断りづらい」と感じるかもしれませんが、請求金額に違和感がある場合は、業者に費用内訳を聞いてください。
支払いを拒否して業者が逆上するようであれば、すぐに警察に連絡するのも重要です。 -
行政機関に相談する
万が一、高額な修理費用を支払ってしまった場合は、消費者センターや、国民生活センターなどの行政機関に相談してください。
●消費者センター…地方公共団体が運営する期間で平日のみ利用可能
●国民生活センター…国が運営する機関で土日祝日も利用可能
公的な立場からアドバイスがもらえるため、高額請求に遭った方は相談してみるのも良いでしょう。 -
料金の支払後でもクーリングオフの対象になる場合がある
料金を支払った後でも、条件によってはクーリングオフの対象になるかもしれません。
クーリングオフとは、契約を行った後でも契約を考え直せるように、一定期間内であれば契約を解除できる制度です。
トイレ修理において高額請求のトラブルが起きた場合、次のような条件であればクーリングオフの対象になる可能性があります。
●広告の修理金額と実際の請求金額が大きく違う場合
●見積もり依頼をした業者とその場で契約した場合
上記の条件に加え、契約日から8日以内であれば契約を解除できるかもしれないため、早めに手続きを行いましょう。
参考: 国民生活センター
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クーリングオフの対象にならない場合とは
気を付けていただきたいのが、クーリングオフは高額請求に関するすべてトラブルに対応しているわけではなく、対象外となるケースがある点です。
次のような場合は、クーリングオフの対象外となります。
●請求金額が3,000円未満の場合
●修理内容と金額に問題がなかった場合
●修理業者と連絡が取れない場合
●修理業者からの法定書面(契約書)がない場合
法定書面とは、契約日や修理業者名、契約内容などが記載された契約書です。
トイレ修理において高額請求に関するトラブルがあったことを証明する書類のため、修理の際に業者から必ず受け取っておきましょう。
まとめ
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トイレ修理における高額請求のトラブルは、他人事とは言い切れません。
「自分は高額請求なんて受けるはずがない」と思うのではなく、万が一に備えて業者選びのポイントや、対処法を知っておく必要があります。
適正価格で修理してくれる業者をしっかりと見極め、トイレ修理において高額請求のトラブルにならないようにしましょう。
適正価格で修理している業者をお探しの方は、「かながわ水道職人」がおすすめです。
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