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コラム

トイレ

トイレタンク内ゴムフロートとは?種類や選び方をご紹介!

トイレのタンク内に設置されているゴムフロートは、トイレを正常に動作させる為に必要不可欠な部品です。

そこでこの記事では、ゴムフロートの役割や種類の選び方などを詳しく解説していきます。

トイレゴムフロートの役割

  • タンクの中を見ると、いくつかの部品により構成されています。タンク内の水位を保つための設備であるボールタップや、水位の変化により弁の開閉をおこなうボールタップなどです。

    水が便器へ流れないように止めている部品
    そのなかで、便器内の水を流れないように止めている部品が、ゴムフロートと呼ばれる設備です。ゴム状のフタのようなもので、チェーンで繋がっています。最近では、プラスチック製でできているタイプもあります。

    ゴムフロートが劣化するとトラブルを起こす
    トイレの水はレバーを引くと、繋がれているチェーンが引っ張られるため、フロートが開いて水が流れる仕組みです。タンク内から水が便器へ流れ出さないように、フタの役割をしているため、劣化してくるとトラブルが生じます。

    水が止まらな場合はトイレタンク内のゴムフロートを確認
    水の勢いが止まらない場合や、少量の水が流れ続けているときは、フロートの不具合を疑いましょう。破損しているときや、外れているときには早めの対処を心がけてください。

トイレのゴムフロートを確認する方法

  • 不具合を確認する場合には、4つの方法があります。一般的な不具合は、外れている場合や劣化している場合、チェーンがとれていることやレバーの不具合です。

    ゴムフロートが外れていないか
    まずは、外れていないことを確認していきましょう。ゴム玉の部分がしっかりと突起物にはまっている状態であるかを、確認してください。確認する方法は、手でゴム玉を突起物にはめてからレバーを動かす手順です。

    しっかりはまったことを確認したあとに、レバーを引いてください。このときにフロートの動きが正常であるかを確認し、戻らない場合は交換になります。タンクの水を抜いているときは、バケツで水を補給するようにしてください。

    ゴムフロートが劣化していないか
    劣化している場合も、トラブルを発生させる原因になります。経年劣化を調べる方法は、指でゴム玉を直接触ることがおすすめです。触って指に黒い汚れがついてくる場合は、劣化しているため交換時期になります。

    またプラスチック製では、破損していることが考えられます。ゴムのように伸びないため、ヒビ割れや破損していた場合は交換時期です。寿命はおおよそ10年と言われていますが、家族構成や使用頻度によって短くなる場合があります。

    ゴムフロートのチェーンが取れていないか
    繋がっているチェーンの不具合も考えられます。チェーンの状態を確認して、切れていたり、外れていたりした場合は早急に対処してください。チェーンの長さも重要です。長すぎたり短すぎたりした場合は、多少の遊びがあるくらいに調整しましょう。

    チェーンが切れたり外れたりすると、レバーを動かしても水が流れない状態になります。外れている場合はレバーにひっかけてください。

    トイレのレバーも確認する

    タンク内のフタを取り外し、レバーを引くことで、水を抜いて内部の部品を確認していきます。このときにレバーの状態も調べておくことが大切です。レバーが元に戻らないときは、故障による不具合がおきている場合があります。

    軸がサビていたり水垢が溜まっていたりなどの不具合があると、正常に水が流れなくなります。レバーの動きが悪くなることで、フロートが完全に閉じなくなる症状を起こすのです。サビや動きが悪い場合は、防錆剤を使用することで解消されます。

トイレタンク内ゴムフロートの種類と選び方

  • ここからは種類や選び方を紹介していきます。

    ゴムフロートの種類は大きく分けて2種類
    代表的な形状の種類は、大きく分けて2種類が存在します。メーカーにより形状は異なりますが、TOTOとリクシルが代表メーカーです。TOTOは90度に開閉するタイプになっていて、ホームセンターやネット通販でも購入ができます。

    一方リクシルは特殊な形状をしている面もあり、ホームセンターではほとんど購入できません。メーカーから取り寄せる方法がおすすめです。どちらも大小2つのサイズがあるため、現品を確認してから購入するようにしてください。

    90度に開閉するタイプ
    オーバーフロー管にフロートの爪が引っかかり、90度に開閉するタイプはTOTOの製品が多いです。丸いゴム玉の両側から、2本の爪がでているので分かりやすい形状になります。フロー管の根元に引っかけるような状態で使用してください。

    上下に動いて開閉するタイプ
    ゴム玉が上下に動いて開閉するタイプは、LIXILやINAXの製品が多いです。大小の2つのサイズがあり、ストッパーからはみ出しているのが大玉で、はみ出してないものが小玉になります。形状によって、取付不可の場合があるため注意してください。

トイレゴムフロートの交換手順

  • ついている場所や交換時期の目安、不具合などが分かったら、交換をしてみましょう。

    作業まえに準備するもの
    まずは新品のフロートを購入しておきましょう。適合が不明である場合は、説明書を確認しておくことも大切です。そのほか、パッキンや止水栓を閉めるためのマイナスドライバー、ゴム手袋も準備してください。

    タンク内の水を抜く
    準備ができたらタンク内の水を抜いていきます。止水栓をマイナスドライバーやハンドルで止めたら、レバーを引いて水を流しましょう。そうすることで、タンク内の水が便器へと抜けていく仕組みになっています。

    古いゴムフロートを外す
    タンク内に手を入れて、レバーに付いている鎖を外してください。そのあとにオーバーフロー管の接続を外します。パッキンを使用しているタイプのものは、指で端からはがしながら取り外していくことがポイントです。

    新品のゴムフロートを付ける
    取り外しが完了したら、新品のフロートを取り付けていきます。取り付けまえにオーバーフロー管を確認して、水垢がついていた場合はきれいに掃除しておきましょう。手順は、フロー管に取り付けてからチェーンをつける作業です。

    チェーンの長さを調整する
    チェーンを取り付けたら、長さを調整してください。長さの調整は、重要なポイントになります。垂らしたときに遊びが多少あるくらいが、理想の長さです。張りすぎると不具合が生じるので注意してください。最後に止水栓を開けて、流れを確認します。

まとめ

  • タンク内はいくつかの部品により構成されています。どれも重要な部品ですが、水の流れを左右するゴムフロートも、大切な役割を持っているのです。劣化や不具合が起きている場合は、水が止まらないなどのトラブルが発生します。

    タンク内を点検してください。チェーンが外れていないか、ゴム玉が劣化していないかを確認することが重要です。もし劣化や破損をしているときは、早めの対処が必要になります。トイレメーカーやフロートサイズ、形状を確認してください。

    新品が入手できたら手順に沿って交換します。間違えた方法で作業をしてしまうと、不具合が解消できないため注意してください。

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